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『28日後…』続編『28年後』、監督ダニー・ボイルと脚本アレックス・ガーランドが再タッグ ─ 新たな3部作として始動

28日後
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人間を凶暴化させるウイルスが蔓延するロンドンを舞台に、生き残った人々のサバイバルを描いた『28日後…』(2002)の続編企画『28 Years Later(28年後)』が動き出した。監督を務めたダニー・ボイルと脚本を担当したアレックス・ガーランドが再度のタッグを組むことをThe Hollywood Reporterが報じている。

800万ドルと低予算ながらも全世界興行収入は8,200万ドル以上を記録した『28日後…』は、主人公ジムを演じたキリアン・マーフィーの名前を世界的なものにした作品としても知られている。2007年には続編『28週後…』が製作され、マーフィーに代わってロバート・カーライルが主演を務めたが、ボイルは製作総指揮として、ガーランドは引き続き脚本を担当した。

この度動き出した続編企画は新たな3部作の第1作となる見立てで、ボイルとガーランドはプロデュースも兼務する。配給権については今週中にもスタジオや配信会社に向けて売り出される見込みだ。

プロットやキャストについてはまだ明かされていないものの、2022年に続編の可能性について問われた際に、マーフィーは「3作目のアイデアはとても魅力的」と、ボイルは「考えたことはなかったけど、今ならいけるかもしれない」と好意的な姿勢を示していた。その時点でガーランドが既に執筆していたと言われる脚本は「28 Months Later(28月後)」と称されていたが、『28 Years Later』として進行する方向性が確定した。

『エクス・マキナ』(2015)で映画監督デビューしたガーランドはA24の新作映画『シビル・ウォー(原題:Civil War)』が2024年4月に米国での公開を控え、キャリアを充実させている。『28日後…』から20数年、社会情勢や人々の暮らし、映画産業も大きく変化した中で、ガーランドの脚本を、ボイルがいかに展開していくか期待をもって見守りたい。

つい先日、『オッペンハイマー』にてゴールデングローブ賞の主演男優賞を受賞したマーフィーは、マット・デイモンとベン・アフレックの新企画の主演が決定しているが、『28日後…』続編企画が現実となる今、変わらず興味を抱いているだろうか。こちらの今後の動向に要注目だ。

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Source:The Hollywood Reporter

Writer

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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