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ウィル・スミスのビンタ騒動、『ドリームプラン』キング・リチャード本人が「容認できない」とコメント

ドリームプラン
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第94回アカデミー賞授賞式の生放送中に発生したウィル・スミスのビンタ騒動に対して、映画『ドリームプラン』(2022)の主人公として注目を浴びた“キング・リチャード”こと、リチャード・ウィリアムズ氏がコメントを出した

日本時間2022年3月28日、アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞のプレゼンターを務めたコメディアンのクリス・ロックは、発表前のスピーチにおいてウィル・スミスの妻であり俳優のジェイダ・ピンケット・スミスに向けて彼女の坊主頭に関するジョークを飛ばした。直後、隣にいたウィル・スミスはステージに上がり、ロックを平手打ち。ウィルは自分の席につくと、ジョークの意図を弁明するロックに強い言葉を浴びせた。ジェイダは脱毛症であることをかねてより公言しており、ロックのジョークに会場から笑いが起こる中、表情を曇らせる彼女の姿も映像に収められていた。

このビンタ騒動は各国で生放送されていたこともあり、またたく間に世界中からの関心を集め、現在に至るまでウィル・スミスの行為に関する賛否両論を巻き起こしている。こうした中、米NBC Newsはウィル・スミスが映画『ドリームプラン』で演じたリチャード・ウィリアムズ氏本人を直撃し、本件に関する意見を求めた。息子を通して取材に応じたというウィリアムズ氏は、「何が起きたのか、全ての詳細は把握していません」と述べながら、以下のように続けている。

しかし、誰かが他人を殴るという行為を容認することはできません。それが、自己防衛のためでない限りは。」

映画『ドリームプラン』では、ウィルが演じた“キング・リチャード”が、セリーナ&ビーナスの練習に同行していた姉にちょっかいを出しにきた地元の若い男たちを追い払う場面が登場する。その後、若者たちの怒りを買った“キング・リチャード”は、娘たちの見ている前で集団暴力を振るわれてしまう。しかし、その時の“キング・リチャード”はただ殴られるのみで、非暴力を貫いた。

このシーンは、このたび「他人を殴るという行為を容認することはできません」と述べたウィリアムズ氏の信念を物語っているようだ。皮肉にも彼を演じたウィルは、家族を守るために“殴る”という手段を選んでしまった。騒動後、ウィルはInstagramを通じてロックや主催者団体といった関係者、そして何よりウィリアムズ一家に向けた謝罪文を公表し、深い反省の意を示している

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Source: NBC News

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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