エディ・レッドメイン、フェリシティ・ジョーンズ主演『エアロノーツ』米予告編 ─ 実話に基づく「気球アクション冒険映画」

物理学者スティーヴン・ホーキング夫婦の実話映画『博士と彼女のセオリー』(2014)で主演を務めたエディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズが再びタッグを組む、新作映画『エアロノーツ(原題:The Aeronauts)』の米国版予告編が公開された。
舞台は1862年。若き未亡人のアメリア・レンと頑固者の気象学者ジェームズ・グレイシャーは、かつて誰も挑んだことのない高度を目指して気球遠征に挑もうとしていた。それは、当時知られていた世界の高さの“その先”を探る冒険だった。やがて2人は、命がけのサバイバルへと突入することになる。
「答えは空にある。あそこで私は最高の幸せを見つけた」。実話を基にした『エアロノーツ』の予告編は、アメリアの独白から始まる。気象予報の重要性について、科学者の間では「私たちは占い師じゃない」と一蹴されていた当時、ジェームズは自らの野心を叶えられない立場にあった。「チャンスを掴めば、君の価値もわかってもらえる」と言う友人に、ジェームズは「もう僕の価値は十分わかってもらえてるんだと思うよ」と漏らす。
そんなジェームズは、「みんなが間違ってることを君が証明するんだ」と説得される中、同じく気球操縦士としてのスキルを活かせない立場にあったアメリアと出会う。「ミス・レン、あなたから学びたい。あなたこそ、僕たちが誰よりも高く飛ぶために必要なんだ。やってくれませんか」。そして、2人を乗せた気球は人々の祝福とともに浮かび上がる。しかし、その旅はあまりにも過酷で危険だった。「この気球は一番しっかりしてるってわけじゃない、天気とは戦えないぞ」「彼らは戻ってこないんじゃないかと思います」。人々の声が重なる中、ジェームズは「僕たちは未知に向かってるんだ!」と声を上げる。激しい風雨や低温と戦いながら、2人の旅は続いていく。
実在の気象学者ジェームズ・グレイシャー、架空の女性アメリア・レンを演じるのは、『博士と彼女のセオリー』以降、『ファンタスティック・ビースト』シリーズや『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)など各自のキャリアを重ねてきたエディ・レッドメイン&フェリシティ・ジョーンズ。そのほか『イエスタデイ』(2019年10月11日公開)のヒメーシュ・パテル、『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』(2015)のフィービー・フォックス、『さざなみ』(2015)トム・コートネイらが出演する。
監督を務めるのは、ドラマ「戦争と平和」(2016)を全話手がけ、数々のテレビドラマに携わってきたトム・ハーパー。脚本は実写版『ピノキオ』や『ラ・ラ・ランド』(2016)デイミアン・チャゼル監督のドラマシリーズ「The Eddy(原題)」に起用された劇作家のジャック・ソーンが執筆した。
映画『エアロノーツ(原題:The Aeronauts)』は2019年12月5日に米国にて劇場されたのち、12月20日には米Prime Videoにて配信予定。日本国内での上映・配信については不明だ(2019年8月30日現在)。
Source: Deadline