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『アベンジャーズ』マーベル・スタジオ社長、今後の展開は「もうすぐ全て明らかになる」 ─ サンディエゴ・コミコン&D23、発表は2段階の可能性

Kevin Feige / ケヴィン・ファイギ
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Kevin_Feige_(28556369381).jpg

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)から『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年6月28日公開)へ。現在、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)は最大の転換点を迎えつつある。『アイアンマン』(2008)に始まった11年間の物語は、『エンドゲーム』でひとつの決着を迎え、新たな方向へと舵を切っていくのだ。

ところがマーベル・スタジオは、『ファー・フロム・ホーム』後のラインナップをいまだ明らかにしていない。かねてよりケヴィン・ファイギ社長は、『ファー・フロム・ホーム』後の計画について、詳細を2019年夏に発表すると明言してきた。今、その「2019年夏」が間近に迫っている。

2019年夏、巨大発表近づく

Comicbook.comのインタビュアーは、気になる発表に先がけて、ケヴィン社長に『エンドゲーム』以後の動向を尋ねている。『エンドゲーム』は新たな展開へとバトンを渡す作品だったのか、それともユニバース全体を横に広げていくものだったのか。するとケヴィン社長は「両方です、両方が組み合わさっていると言えます」と答えたのだ。

「この1~2年ほどお話ししてきたように、私たちは次に来るものを正式にお話しするため、『エンドゲーム』と『ファー・フロム・ホーム』の公開を待ってきました。もう少しです。『ファー・フロム・ホーム』はもうすぐ公開です。全てが明らかになりますよ。」

マーベル・スタジオは、2019年7月18~21日(米国時間)に開催されるポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン」にて大型プレゼンテーションを実施すると報じられている(公式発表はなされていない)。その後、8月24日(米国時間)には、ディズニーのファンイベント「D23 Expo 2019」の映画プレゼンテーションにも登場する予定だ。これらのイベントにて、「全てが明らかに」なるとみられている。

現在、ケヴィン社長はコミコンとD23での発表について、それぞれ異なる仕掛けが用意されていることを示唆してもいる。

「(コミコンとD23に)両方参加したことは、これまでに少なくとも2回あったと思います。今年がそうなるとしたら、(イベントのそれぞれに)内容を割り当てたり、それぞれに独自の工夫を加えることになりますね。」

マーベル・スタジオは、『ファー・フロム・ホーム』後の映画作品ラインナップのほか、ディズニーの映像配信サービス「Disney+」にて発表するドラマシリーズの詳細発表を控えてもいる。2019年の夏、MCUファンは2段階のサプライズに備えなくてはいけないのかもしれない。

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Source: ComicBook.com(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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