ハリウッド実写版『AKIRA』ひっそり準備進行中?美術監督、特殊効果担当者が決定との情報

大友克洋による漫画作品『AKIRA』(講談社刊)のハリウッド実写化企画が、水面下で着々と進行している可能性が出てきた。これまで数々の監督候補者、主演候補者の名前が浮かんでは消えていった本企画だが、ワーナー・ブラザースは今度こそ実現に向けて本気で舵を切っているのかもしれない。
米Omega Undergroundは、ハリウッド実写版『AKIRA』に参加しているという複数のスタッフについて伝えている。いずれも公式発表ではないため情報の信憑性を100%保証できるものではないが、事実であればプロジェクトはゆるやかに、しかし確実に動いているといえるだろう。
現在、『AKIRA』の美術監督(プロダクション・デザイナー)として伝えられているのは、シェーン・ブラック監督作品『ザ・プレデター』(2018)のマーティン・ホイスト&デヴィッド・スコット。マーティンは『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』(2015)、スコットは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)や『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)などの話題作に連続して参加している人物だ。
また特殊効果スーパーバイザーには、同じく『ザ・プレデター』のジョエル・ホイスト。映画『ウォッチメン』(2009)や『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)、Netflixドラマ『オルタード・カーボン』(2018-)を手がけた人物である。
今回の情報が正しければ、実写版『AKIRA』は監督が決定しないうちから美術や特殊効果の作業がスタートしていることになる。2017年9月には『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のタイカ・ワイティティ監督がワーナーとの交渉に入ったと報じられたが、タイカ監督は2018年4月時点で検討中だと明かしていたほか、現在は新作映画『Jojo Rabbit(原題)』の撮影中。仮にタイカ監督に決まった場合も、プロジェクトの本格始動はしばらく先になりそうだ。
Source: Omega Underground
Eyecatch Image: Photo by Hugo Chisholm Remixed by THE RIVER