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マーベル『ブレイド』「今どういう状況なのかわからない」と主演俳優 ─ ウェズリー・スナイプス版脚本家、マーベルに協力を断られていた

Maharshala Ali マハーシャラ・アリ
Photo by Gage Slidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mahershala_Ali_by_Gage_Skidmore.jpg

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で新たに蘇る……と報じられてから早6年。製作の進捗が一向に伝えられない『ブレイド』について、主演マハーシャラ・アリも企画が闇の中にあることを示唆している。

かつてウェズリー・スナイプスが熱演した「元祖マーベル映画ヒーロー」であるヴァンパイア・ハンターをMCUで新規実写化する企画。製作の遅延や監督の降板などが相次ぎ、いまだに撮影の目処も立たないままでいる。

その間、主演アリは大作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』も仕上げ、さらに別の作品の予定も組まれている。後手後手に回った『ブレイド』が動き出せる気配はなお無い。

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』米ニューヨークのレッドカーペットイベントで米The Hollywood Reporterより『ブレイド』の状況を尋ねられたアリは、「一日一日を大切に過ごしています。最善を尽くしています」としながら、「『ブレイド』はぜひ実現させたい」と引き続きのこだわりを見せた。ただし……。

「マーベルが今どういう状況なのか、わからないんです。僕はただ、次の素晴らしい役を探しています。」

脚本の方向性に意見するなど、主演俳優以上の発言力を持っていたと見られるアリでさえ状況が掴めていないということだから、もう長らく具体的な話し合いができていないのだろう。また、『ブレイド』への意欲と同じように、他の機会も望んでいることもうかがえる。

実は、オリジナル版3部作で脚本を手がけ、『ブレイド3』では監督も務めたデヴィッド・S・ゴイヤー側がマーベル・スタジオに「何かお手伝いしましょうか?」と持ちかけたところ、「あなたのことは大好きですが、問題は解消できたと思います。今は良い調子なんです」と断られたことがあったという。ゴイヤーはこの出来事を「8ヶ月ほど前」と話しているが、結局その後も企画は進んでいない。ゴイヤーの元に折り返しのオファーは届いていないという。

Source:The Hollywood Reporter, Variety

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から企画制作・執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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