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『エイリアン』リドリー・スコット監督、シリーズ継続の意欲示す「再び進化させなければ」

エイリアン
(C)2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

巨匠リドリー・スコット監督は、現在もなお、映画『エイリアン』シリーズの継続に意欲的なようだ。米Los Angeles Timesのインタビューにて、スコット監督は「『エイリアン』には利用的価値がまだ十分に残っていると思います。ただ、今度は再び進化させなければなりませんね」と次回作の構想を明かしている。

「1作目を製作している時、この生き物は一体どうやって誕生したのか、そして宇宙船みたいなものは、なぜ彼らの卵を運び、旅をしているのかと常に考えていました。宇宙船と卵の目的とはいったい? そのようなことが語られるべきだと思うんですよ。“誰が、なぜ、何の目的で”が次のアイデアになるでしょう。

近年、スコット監督は『プロメテウス』(2012)『エイリアン:コヴェナント』(2017)の『エイリアン』前日譚シリーズを発表したものの、前作の興行的不振によって続編の製作は見送られることになってしまった。ところが、2019年5月に状況は一転、監督が続編脚本の執筆段階にあること、製作を担当してきた20世紀フォックスを買収したウォルト・ディズニー・カンパニーとの間で話し合いの場まで設けられたことが判明している

今回のスコット監督によるコメントが、『コヴェナント』に次ぐ続編を指しているのかはわからない。とはいえ、エイリアンの起源を描く前日譚であることを伺わせる内容とはいえるだろう。ディズニー傘下での『エイリアン』シリーズが実現した場合、一体どんな展開を見せる作品となるのか、気になるところだ。

ちなみに、リドリー・スコット監督の次回作として控えている、マット・デイモン&ベン・アフレック&アダム・ドライバー共演の新作『ザ・ラスト・デュエル(原題:The Last Duel)』は、新型コロナウイルスの影響を受けて撮影が一時休止中だ。そのほか、レディー・ガガ主演、ファッションブランド「グッチ」の創業者一族の闇を描いた映画『グッチ(原題:Gucci)』や、パンデミックを題材とするフィクション小説『The End of October(原題)』の映画化など多数の企画が同時進行している。

エイリアン

『エイリアン』ブルーレイ発売中
¥2,381+税
発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

Source: Los Angeles Times

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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