ベネディクト・カンバーバッチは「MCUの中枢」、ケヴィン・ファイギが称える ─ 「マルチバースの狂気を導く」

『ドクター・ストレンジ』(2016)に主演してマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に初参戦したベネディクト・カンバーバッチは、単独映画シリーズの他に『アベンジャーズ』シリーズでも活躍し、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではマルチバースの扉を開く重要な役割を果たしている。
そんなマーベル映画に欠かせない存在となったカンバーバッチがハリウッドに殿堂入りした。2022年2月28日(現地時間)に行われた式典にマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が出席し、カンバーバッチ&ドクター・ストレンジの業績を称えている。
「ベネディクトはこのキャラクターをアイコニックな存在に変え、歴代興行収益におけるトップ6のうち3本の映画に出演しています。それは素晴らしき旅路でした。私は最初のミーティングを覚えています。我々は、この素晴らしいキャラクターを彼に売り込みたかった。その売り込みを始める前に、彼が“では、ドクター・ストレンジについて教えてください”と言ったのです。
(カンバーバッチを見ながら)あなたは分かっていたんです。(心の)どこかでどの役なのか分かっていて、このキャラクターに途方もない可能性を常に見い出していました。そのおかげであなたはマーベル・シネマティック・ユニバースの中枢となり、マルチバースの狂気の中で私たちを導くことができる唯一の俳優となるのです。」
ファイギが述べている“マルチバースの狂気”とは、『ノー・ウェイ・ホーム』に続いてマルチバースがテーマとなる、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のことも差しているだろう。今後も同テーマはMCUで大きくフィーチャーされることが予想されるだけに、「マルチバースの狂気の中で導くことができる唯一の俳優」と称されたカンバーバッチの活躍に、ますます期待がかかりそうだ。
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は、2022年5月4日(水・祝日)に日本公開。
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Source:Variety