「キャシアン・アンドー」シーズン2が撮影開始 ─ 配信は「2年後」と製作者

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)の前日譚ドラマ「キャシアン・アンドー」シーズン2の撮影が、予定通り2022年11月21日(現地時間)にイギリス・ロンドンで開始された。クリエイターのトニー・ギルロイが米Colliderにて明かしている。
ギルロイによると、シーズン2の撮影は2023年8月まで続く予定。ディズニープラスでの配信時期については、「過去(シーズン1)にならって、以前と同じように製作するなら、同じスケジュールになるでしょう。リリースは2年後になります」と回答した。今から2年後ということは、シーズン2の配信は2024年の秋ごろとなる。
シーズン2はシーズン1と同じく全12話構成。3話で1年間、12話で計4年にわたる壮大な物語が描かれる。通常のドラマシリーズの場合、12話のシーズンに2年間が費やされることはほとんどないが、『スター・ウォーズ』作品である本作は、ポストプロダクション(撮影後作業)にも長い時間を費やすことになるのだ。
ギルロイは「プロセスを速められるのはポスト(プロダクション)だけで、その作業を速める手段は予算だけです。そして、その予算が厳しいので分かりませんね。来年(2023年)の5~6月頃に本格的に予算が増えないと(加速は)無理でしょう」と語っている。「誰かが予算を増やしてくれれば、『ローグ・ワン』が証明したようにポストプロダクションを高速化できます。ただ、本当にメチャクチャ費用がかかるんです」。
なお、「キャシアン・アンドー」シーズン1はコロナ禍の影響を受けて撮影延期、撮影制限などがあったため、通常よりも制作に時間を要した。ギルロイはシーズン1を前例としてシーズン2の配信開始日を予想したが、当時より状況が改善していればリリース時期が早まることも期待できるかもしれない。
シーズン2の脚本には、トニー・ギルロイの弟ダン・ギルロイとボー・ウィリモンが続投し、ドラマ版「モスキート・コースト」(2021‐)のトム・ビッセルが参加。エピソード監督は「トップ・オブ・ザ・レイク ~チャイナガール」(2017)のアリエル・クレイマン、『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』(2017)のヤヌス・メッツ、『コップ・ムービー』(2021)のアロンソ・ルイスパラシオスが務める。主演のディエゴ・ルナを除くキャストは現時点で明かされていないが、『ローグ・ワン』に登場したドロイドK-2SOのカムバックが期待されている。
「キャシアン・アンドー」シーズン1はディズニープラスにて配信中。
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Source: Collider