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ザック・スナイダー監督、『アーミー・オブ・ザ・デッド』撮影現場でイス禁止「おかげで親密になれた」

アーミー・オブ・ザ・デッド
Netflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』2021年独占配信予定

『マン・オブ・スティール』(2013)『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)などで知られるザック・スナイダー監督が、最新作『アーミー・オブ・ザ・デッド』の撮影中に実施したという1つの決まりごとを明かしている。

『アーミー・オブ・ザ・デッド』は、ゾンビの大量発生により荒廃し、外界から隔離されたラスベガスを舞台に、傭兵集団が一攫千金の強盗計画に挑む物語。広大な荒れ地での大混戦が繰り広げられる本作では、スナイダー監督自らが長編作品としては初めて撮影監督を務めている。

このたび、米The Playlistのポッドキャストに出演したスナイダー監督は、『アーミー・オブ・ザ・デッド』について語る中で、撮影当時のことを振り返った。監督自身は「全く座らなかった」という撮影現場では、そもそも座ること自体が許されていなかったのだという。その真意についてスナイダー監督は以下のように伝えている。

現場では椅子を禁止しました。良かったのは、おかげですごく親密になれたことです。役者にすぐ話しかけられますし、部屋を隔てたモニター室にいるわけでもないので。これは映画を作ってきた中で間違いなく一番に心がけてきたことですね。」

過去作品において、スナイダー監督が撮影時に現場で椅子を禁止したという情報はこれまで聞こえてこなかった。先の発言において、監督が「一番に心がけてきた」というのは、椅子を禁止することではなく、キャストとの意思疎通のことを指していると思われる。ましてや自らカメラを構えて実施した撮影の現場では、立ち位置や距離、微妙なニュアンスなど、カメラ越しの視野をすぐに演者と擦り合わせることが求められるはずだ。

ところで、椅子の禁止といえば2020年7月、『ダークナイト ライジング』(2012)『インターステラー』(2014)でクリストファー・ノーラン監督作品に出演したアン・ハサウェイが、ノーラン監督は撮影中に「椅子を許さない」と証言し、物議を醸した。一部ではハラスメントとの意見も出てきたハサウェイの証言に、のちにノーラン側の広報担当者が声明を出し、事実を否定。「セットで禁じられているものは携帯電話と煙草のみ」であると説明を加えた。

これに対して、椅子の禁止を公言したスナイダー監督だが、撮影現場での実態は定かでない。「親密になれた」と語っているあたり、キャストとの関係も良好なまま撮影が進んだのだろう。

映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』はNetflixで独占配信中。

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Source: The Playlist

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。