DC映画『アクアマン2』米国版予告編が公開されず ─ 『シャザム!』のCMでした

ワーナー・ブラザース/DCコミックス製作、映画『アクアマン』(2018)の続編として企画されている『アクアマン2(仮題)』の米国版予告編が公開…されなかった。米ワーナー・ブラザースは、エイプリルフール企画として『アクアマン2』予告編風の『シャザム!』スポット映像を公開している。
「王は必ず君臨する(THE KING SHALL REIGN)」のフレーズが大々的に映し出されたあと、そこに目にも止まらぬ速さで登場したのは『シャザム!』の“身体はオトナ、中身はコドモ”のヒーロー、ビリー・バットソン/シャザム。飲み物片手に「王」を「コドモ(KID)」に書き換え、さらには『シャザム!』のロゴで塗り替えてしまった。そう、『シャザム!』は米国にて4月5日にいよいよ劇場公開を迎えるのだ。
DC映画ユニバースのイメージを一新した『アクアマン』を『シャザム!』が上塗りしていく…という本映像のコンセプトは、映画そのもののイメージにも通じており非常に象徴的。ヒーロー映画にして純粋なコメディテイスト、懐かしのキッズ・ムービーを思わせる作風が特徴の『シャザム!』は、DC映画のイメージをさらに拡大する方向へ突き進んでいくのだ。

思春期真っ只中の少年ビリー・バットソンは、ある日、魔術師によって世界の救世主に選ばれてしまう。魔法の言葉「シャザム!」を叫ぶだけで、心は少年のまま、身体は大人のスーパーヒーローに変身できるのだ。「S」=ソロモンの知力、「H」=ヘラクラスの強さ、「A」=アトラスのスタミナ、「Z」=ゼウスのパワー、「A」=アキレスの勇気、「M」=マーキュリーの飛行力。6つの能力を持ち合わせるシャザムだが、その“中身”である少年ビリーはコドモの心のまま。スーパーパワーで大はしゃぎするビリーと相棒フレディだったが、宿敵ドクター・シヴァナが現れて……。
シャザム役は『マイティ・ソー』シリーズのザッカリー・リーヴァイ、少年ビリー役は新鋭アッシャー・エンジェル。悪役ドクター・シヴァナ役は『キングスマン』シリーズのマーク・ストロング、ビリーの相棒フレディ役を『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)のジャック・ディラン・グレイザーが演じる。監督は『アナベル 死霊人形の誕生』(2017)のデビッド・F・サンドバーグが務めた。
ちなみに『アクアマン』続編は、前作を手がけたジェームズ・ワン監督がひとまずプロデューサーに就任。2022年12月16日に米国公開予定で、現在は脚本作業が進行中だとみられる。
映画『シャザム!』は2019年4月19日(金)全国ロードショー。
『シャザム!』公式サイト:http://shazam-movie.jp