『アクアマン/失われた王国』世界興収で快挙達成 ─ DC映画では前作『アクアマン』以来5年ぶり

映画『アクアマン/失われた王国』が、DC映画ユニバースとしては異例の大記録を樹立した。
2023年12月22日に米国公開を迎えた本作は、米Box Office Mojoによると、2024年1月28日(米国時間)の時点で全世界興行収入4億ドルを突破。米国興収1億1,810万ドル、海外興収2億9460万ドルで、世界累計興収は4億1,270万ドルとなった。DC映画が世界興収4億ドルを超えるのは、前作『アクアマン』(2018)以来およそ5年ぶりとなる。
本作『アクアマン/失われた王国』は、現行のDC映画ユニバース最終作であり、ジェイソン・モモア演じるアクアマン/アーサー・カリーにとっては2度目の単独映画。監督は前作に続いてジェームズ・ワンが務め、共演にはパトリック・ウィルソン、アンバー・ハード、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ニコール・キッドマン、ドルフ・ラングレンらが続投した。
しばらく不調が続いていたDC映画だが、『アクアマン/失われた王国』は中国で5,980万ドル以上を稼ぎ出すなど海外での成績が上々だ。4億ドルの大台突破は海外市場の追い風を受けてのものだが、2023年の公開作品で4億ドルを超えたのは、本作を含めてもわずか14本。近い成績には『トランスフォーマー/ビースト覚醒』や『ジョン・ウィック:コンセクエンス』などが並んだ。なお、近作のDC映画で本作に近かったのは『ブラックアダム』(2022)の3億9,345万ドル、『シャザム!』の3億6,799万ドルだ。
『アクアマン/失われた王国』の興行成績は、変わらず『アクアマン』シリーズに注目が集まっていること、またDC映画の興行的ポテンシャルを示すものだ。現時点では、ジェームズ・ガンが指揮する新生DC映画ユニバースにアクアマンが登場する予定はないものの、いずれその活躍を再び見られる日が来るかもしれない…?
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Source: Box Office Mojo, Screen Rant