『アクアマン/失われた王国』は「DCEUを完結させる最高の映画」とジェイソン・モモア

DC映画シリーズ、通称「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)」が、終わる。シリーズ最終作『アクアマン/失われた王国』が、いよいよ本国アメリカで2023年12月22日に封切りを迎えるのだ(日本公開は年明け1月12日)。
2013年の『マン・オブ・スティール』より始まった現行DCEU。ジャスティス・リーグやスーサイド・スクワッドの面々を中心に、これまでに15本もの映画が製作された。
ザック・スナイダーが打ち出した独自のダークで硬派な世界観を基軸に、明るくて快活なヒーロー作品も生み出した。今後の展開に注目が集まっていたところ、ジェームズ・ガンが舵をとる新設DCスタジオが発足。新しいユニバースを準備するにあたって、全面解体されることとなった。『アクアマン/失われた王国』は、その最後の作品だ。
アクアマン単独作品の続編でユニバースを終わらせるという、少々変わった幕切れとなる。果たして、これまでの物語も劇中できちんと畳まれることになるのだろうか?一つの世界が終わることは、どのように説明されるのだろうか?
主演のジェイソン・モモアは、「全てをまとめる、最高の映画だと思います」と米Etalkでコメント。本作がDCEUの締めくくり作としてきちんと機能することをアピールした。
「彼がどうなったのかを見られますよ。最高にイカした旅でした。もう12年になります。そして、DCEUが終わろうとしています。すべてが結びつくような映画だと思います。すべてを完結させる、素晴らしいやり方だと思います。ただし……」
ただし……、と続けたモモアは、こう話す。「まぁ、大きなユニバースですから、どうなるでしょうね?ファン次第であるというのが、良いところだと思います」。どうやら、評判次第ではひょっとして別の展開があるかもしれないと言いたかったようだ。「とにかく僕たちは素晴らしい仕事をしました。ファンの皆さんもすごく興奮するはずですよ。とても誇りに思っています。すんごく」。
『アクアマン/失われた王国』は、珍しいことに本国アメリカでのレッドカーペットやプレミアイベントも実施せず、比較的おとなしい形で封切りを迎える運びとなっている。初週末の国内興収予想は、『マーベルズ』や『ザ・フラッシュ』よりも低い4,000万ドル程度の見込みだ。
10年にわたって応援したDCEU最後の作品。せめてもう少し華々しく送り出して欲しかった……というのがファンの本音だと思うが、ともかく日本公開の際には目一杯楽しんで受け入れたい。ありがとう、DCEU
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Source:Etalk