アンバー・ハード『アクアマン2』で出番減? ─ 監督「今度はブロマンス・アドベンチャーだから」

元夫ジョニー・デップとの泥沼離婚裁判をめぐって評判を失ってしまったアンバー・ハードは、出演作『アクアマン』(2018)の続編『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』では騒動によって出演場面を縮小されたと訴えていた。2作で監督を務めるジェームズ・ワンは反論を唱えている。
ハードは『アクアマン』で、ヒロインとなる王女メラ役を担当。主人公アクアマンとメラの関係性や、二人で共にする冒険が映画の主題となっていた。デップとの名誉毀損裁判の証言台で、ハードは続編での出演場面が製作過程において大幅縮小されたと主張している。

ワン監督はこの度、米Entertainment Weeklyにて「当初から、『アクアマン』1作目はアーサーとメラの冒険の物語で、2作目はアーサーとオームの物語になると、ずっと話してきました」と述べている。「つまり、1作目はロマンス・アクション・アドベンチャーでしたが、2作目はブロマンス・アクション・アドベンチャーになるということです」。
2作目ではアーサーとオームの関係が中心に描かれるというのは、デップ対ハード裁判に召喚されたウォルター・ハマダ(当時のプロデューサー)の証言と一致している。ハマダはメラの出番縮小について、単に「続編は主人公アーサー・カリーと兄オームのバディコメディとして企画されていた」ためであると証言していた。

『アクアマン2』のあらすじは徐々に明らかになってきているが、やはり主人公アーサーと異父弟オームが“思いがけない同盟を結ぶ”ことになると説明されている。1作目で対立関係にあったアーサーとオームが、前作で敗れて復讐に燃える悪役ブラックマンタに立ち向かうために、違いを乗り越えて団結するというものだ。

『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』は2023年12月20日に米公開を迎えるが、それまで全米映画俳優組合ストライキが続いている可能性も高く、俳優らの事前プロモーションは実施が難しいと見られる。そうでなくとも、騒動を経たハードがプロモーション稼働できるかは怪しいところがあるので、おそらくハードが続編でのメラ役について語る機会はほとんどないかもしれない。
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Source:Entertainment Weekly