ARで自分がマリオに!”マイクロソフト・ホロレンズ”でリアル『スーパーマリオブラザーズ』をNYでプレイ!

マイクロソフト・ホロレンズ(Microsoft HoloLens)というものをご存知だろうか?
マイクロソフト・ホロレンズってなに?
これは、マイクロソフトが開発しているヘッドマウントディスプレイ(HMD)方式の拡張現実(AR)ウェアラブル・コンピュータのこと。
A closer look at the Microsoft #HoloLens hardware: http://t.co/zUJd3T1wl0 #Build2015 pic.twitter.com/ezUyzMgX7l
— Microsoft HoloLens (@HoloLens) 2015年4月30日
この「拡張現実」というのは「オーグメンティッド・リアリティ(Augmented Reality)」、略してARとも呼ばれており、人間が知覚する現実の環境をコンピュータにより拡張する技術のこと、あるいはコンピュータにより拡張された現実の環境そのものを指し示す言葉として用いられている。
一般的により認知されている同種の技術に「仮想現実」、俗に言う「バーチャル・リアリティ(VR)」というものがある。拡張現実とは仮想現実の亜種のようなものであり、仮想現実が人工的に構築された現実感と現実世界を完全に差し替えてしまうのに対して、拡張現実とは文字通り、周囲を取り巻く現実の環境に情報を付加させたり強調させたり、場合によっては削除させたりして、人間から見た現実世界を拡張して、現実の一部を改変する技術のことなのである。一時世界的な社会現象にまでなった『ポケモンGO』のARモードとは、この拡張現実ということである。
“I always knew I was Manuel’s favorite hologram…” #actiongram #mixedreality https://t.co/07QCbqJE98 pic.twitter.com/EwqaUZADPZ
— Microsoft HoloLens (@HoloLens) 2016年11月11日
本製品と同様のバーチャル・リアリティ型デバイスは昨今他の企業からも続々とリリースされつつあるが、本製品の特徴としては、コンピュータ本体やスマートフォンとの連携を必要とする他のデバイスとは異なり、本体自体にCPU、GPU、そしてホログラフィック・プロセッサが内蔵されているため、スタンドアローンでの機能が可能となっている点である。
The #HoloLens Development Edition starts shipping today. #Build2016 https://t.co/3Gx5mvvKUl pic.twitter.com/j5tfoT7to9
— Microsoft HoloLens (@HoloLens) 2016年3月30日
マイクロソフト公式には、“複合現実”を可能にする自己完結型ホログラフィックコンピュータと紹介されているが、「複合現実」というのは「ミックスト・リアリティ(Mixed Reality)」、略してMRと呼ばれるもので、現実の環境と仮想の環境を組み合わせ、現実と仮想がリアルタイムで交錯する新たな空間を構築する技術のことを指し示している。これは前述の拡張現実と、「拡張仮想」、「オーグメンテッド・バーチャリティ(Augmented Virtuality)」、略してAVを包含する概念である。拡張仮想というのは拡張現実と逆の概念であり、仮想の環境に現実の情報を重ね合わせることを言う。例えばGoogleストリートビューなどは拡張仮想である。
マイクロソフト・ホロレンズのイントロダクション動画があるので、興味のある方はご覧いただきたい。
マイクロソフト・ホロレンズを駆使したリアル『スーパーマリオブラザーズ』
このマイクロソフト・ホロレンズを使用して、かの名作ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』を、米国ニューヨークのセントラル・パークをフィールドとしてリアルにプレイした動画が公開された。アビシェーク・シン(Abhishek Singh)さんによる『Super Mario Bros Recreated as Life Size Augmented Reality Game』というものである。つまり「等身大ARゲームとしてのスーパーマリオブラザーズ」ということで、現実の環境の中に『スーパーマリオブラザーズ』のゲーム要素を拡張して、自身がマリオとなってゲームをプレイしている動画である。
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