ウェス・アンダーソン最新作『Asteroid City』予告編が米公開 ─ トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、マーゴット・ロビーら豪華共演

『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2021)のウェス・アンダーソン監督による新作映画『Asteroid City(原題)』の予告編が米国で公開された。
本作は1955年のアメリカ、閑散とした砂漠の町「アステロイド・シティ」を舞台に、天文観測大会のために全国から集まった学生や保護者たちが繰り広げる物語。トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、マーゴット・ロビー、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、ウィレム・デフォー、ジェフ・ゴールドブラムといった豪華キャストが揃った。
予告編には、旅の途中で車の故障によりアステロイド・シティに足止めを余儀なくされた一家のほか、大会でスピーチする軍人や、自分が開発したガジェットを披露する参加者、その保護者らが登場。この町を訪れるまで面識がなかったと思われる人々が、ダイナーや宿泊所で言葉を交わす姿や、地元の科学センターらしき場所で知識を学ぼうとしている少年少女たちもフィーチャーされている。過去作同様、一風変わった人々が紡ぎ出す群像劇を得意とする監督のエッセンスがタップリと詰め込まれているようだ。
ウェス・アンダーソン作品といえば、国際的な実力派や旬の俳優によるアンサンブルも見どころのひとつ。出演者は前述のメンバーのほか、ジェイソン・シュワルツマン、エイドリアン・ブロディ、リーヴ・シュライバー、ブライアン・クランストン、マヤ・ホーク、スティーブ・カレル、ソフィア・リリス、ホン・チャウ、ホープ・デイビス、スティーブン・パーク、ルパート・フレンド、トニー・レヴォロリ、リタ・ウィルソン、マット・ディロンという贅沢な顔ぶれだ。
アンダーソン監督は脚本・製作を兼任し、共同脚本には『フレンチ・ディスパッチ』『犬ヶ島』(2018)でタッグを組んだロマン・コッポラが参加。プロデューサーには、監督の長年にわたるコラボレーターであるジェレミー・ドーソン、製作会社Indian Paintbrushのスティーヴン・レイルズらが名を連ねた。アンダーソンと何度も協働しているクリストフ・フィッサー&ヘニング・モルフェンターが製作総指揮を務める。
映画『Asteroid City(原題)』は2023年6月16日に米国で限定公開後、6月23日より拡大公開予定。これに先がけ、5月16日~27日に開催されるカンヌ映画祭にてワールドプレミアが実施される。
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Source: Variety