バズ・ラーマン監督『オーストラリア』がドラマシリーズとして再編成へ ─ 物語は別エンディングに、新しいサントラも追加

ニコール・キッドマン&ヒュー・ジャックマン主演、バズ・ラーマン監督による2008年の映画『オーストラリア』がドラマとして蘇る。全6話のリミテッドシリーズに再編成されるディレクターズ・カット版が、2022年冬にリリースされることがわかった。米Varietyが報じている。
『オーストラリア』は『ムーラン・ルージュ』(2001)で成功を収めたラーマン監督が、故郷オーストラリアへのラブレターとして、自ら原案・脚本を手がけた叙事詩的1作。当時絶大な人気を誇っていた同郷のキッドマンとジャックマンをW主演に据え、2時間45分という長尺で公開された本作だが、批評・興行の両面で成功したとは言えなかった。もっとも、その後は再評価の声も出てきており、このたびの再編成が決定した。
ドラマシリーズとして再製作するにあたってはタイトルも一新され、映画に登場する牧場の名前と同じ「Faraway Downs(原題)」となることが発表された。また、物語では映画版とは異なるエンディングが導入され、新たなサウンドトラックも追加される。ラーマン監督は、「『オーストラリア』という映画には、それ自体の物語があります。この物語には、他にも伝えることがありました」とコメントしている。
リリース時期は2022年冬を予定。アメリカではHulu、その他の国際市場ではディズニープラス(Disney+)またはスターで配信されることになるという。ラーマン監督は製作総指揮として企画に参加。主演2人の関与は定かでない。
ちなみに、ラーマン監督の新作は、エルヴィス・プレスリーの伝記映画『エルヴィス』。日本では2022年7月1日(金)より全国公開を迎える。
Source: Variety