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『アベンジャーズ/エンドゲーム』その後を「考えなくて良かった」製作をルッソ監督振り返る「おかげで自由にできた」

アベンジャーズ/エンドゲーム
ⒸMarvel Studios 2019

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)において、1つの物語の大団円が描かれた映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)では、その後に続くストーリーを意識せずに製作が進められていたのだという。監督を務めたアンソニー・ルッソが、当時を振り返った上で明かしている。

『エンドゲーム』は強敵サノスとの決着作としてだけでなく、MCUを牽引してきたアイアンマンやキャプテン・アメリカの卒業作としても注目が集められた1作。それまで続いてきたMCUの集大成として、ヒーローたちの大激闘が描かれた。現在は、「ワンダヴィジョン」に始まるフェーズ4がスタートしている。

公開から2年が経とうとしている2021年3月現在、米Comicbookのインタビューにて、『エンドゲーム』の製作当時を振り返ったアンソニー。集大成作品ならではの作品開発を明かしている。

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『エンドゲーム』のユニークなところは、『ウィンター・ソルジャー』や『シビル・ウォー』、『インフィニティ・ウォー』などと違って、『エンドゲーム』後に起こることを考えなくて良かったことです。これは、実際にマーベルとの間で合意に至ったことなんです。これがあって、私たちは自由に進められました。(脚本のクリストファー・)マルクスと(スティーヴン・)マクフィーリーの代弁でもありますが、次に進む道についてよりも終わりや完結について考えることで自由に(製作が)出来たんです。」

『エンドゲーム』の前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)までは、ユニバースの継続性を保つべく、次作に繋がるポストクレジットシーンが用意されていた。ところが『エンドゲーム』は、ポストクレジットシーンを迎えぬまま幕を閉じている。これも、MCUにおける一大ストーリーの完結が示された1つの形であろう。

もっとも、フェーズ4の開幕作「ワンダヴィジョン」では、『エンドゲーム』後の物語が展開していく。タイムラインが『エンドゲーム』に遡る演出なども見られ、過去との結びつきも感じさせられるストーリーテリングが印象的だ。

アンソニーは、『エンドゲーム』に製作について「私たちに授けられた創作上のギフトだったと思いますし、それを使わせていただきました」と振り返る。『エンドゲーム』劇中では次世代ヒーローへの継承が見られたが、それぞれの役割を持ったMCUのクリエイター陣の間でも、製作のバトンタッチが交わされたのだろう。

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Source: Comicbook

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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