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ゲーム版『アベンジャーズ』キャラクターデザイン、独自路線の理由とは ─ 賛否両論も「変更の計画はありません」

ゲーム アベンジャーズ
https://www.youtube.com/watch?v=fgzsAQrLrA4 サムネイル

PS4/Xbox One/PC/Stadia対応ソフト『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に登場してきたヒーローとは一風異なるキャラクターデザインが特徴だ。どこか映画のヒーローを思わせながら、確実に“なにかが違う”……。

発表直後からファンの間で賛否両論となった“独自路線”について、開発を担当したCrystal Dynamicsのクリエイティブ・ディレクターであるショーン・エスケイグ氏が意図を明らかにした。米The Hollywood Reporterにて、ショーン氏は「オリジナルのゲーム版『アベンジャーズ』を作りたかった」と述べている。本作ではコミックへの原点回帰を志しており、MCUの出演者に顔を似せることを検討したことはなかったそうだ。

「このゲームでは、私たちなりの『アベンジャーズ』の解釈を示したいと思いました。キャラクターの配役についても、私たちなりのストーリーと語り口に基づいています。困難な挑戦ではありますが、それが本作独自のストーリーを届ける唯一の方法でした。つねに不安はありますよ。愛されているアイコニックなキャラクターですから、私たちがいかに受け止めて、解釈して、対立を生むことなく独自のものにするのか、という。」

PS4ソフト『ゴッド・オブ・ウォー』を手がけたゲームデザイナーのヴィンス・ナポリ氏も、本作について「新たなマーベル・ユニバースを創造しています」と述べている。開発はマーベルとの共同作業によって進められており、新しいものを生み出すために本作独自の解釈が必要とされているようだ。なおショーン氏によれば、マーベルは開発チームに課題を与え、チームを後押しし、創作の自由を保証しているそう。本作でもコミックや映画のファンを裏切らない監修作業が行われているとみられる。

なお米IGNのインタビューで、ショーン氏はキャラクターデザインへの賛否両論についても言及。「みなさんの反応には耳を傾けていますし、歓迎します」と述べつつも「現状、キャラクターデザインを変更する計画はありません」と語っている。「予告編は完成前のプレイ映像です。キャラクターの造形は、全体的にも細部においても、完成が近づくにつれてどんどん洗練されていきますよ」。

ゲーム『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』は2020年5月15日(金)発売予定
公式サイト:https://avengers.square-enix-games.com/ja-jp/

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Source: THR, IGN

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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