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『アベンジャーズ5』にはブレイドも参戦しない、脚本家が明言 ─ フェーズ5の新ヒーローは欠席か

アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ(原題)
 (c) 2022 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のマルチバース・サーガは、来たる集大成のひとつ『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ(原題)』に向かって突き進んでいる。征服者カーン『アントマン&ワスプ:クアントマニア』で初登場し、その圧倒的な強さの片鱗を見せつけた。

しかし両作の脚本家であるジェフ・ラブネスは、以前『カーン・ダイナスティ』にファンタスティック・フォーとX-MENが登場しないことを明言し、彼らの共闘は「かなり先のこと」だと述べていた。米io9のインタビューでは、現在進行中のフェーズ5で初登場するブレイドも登場しない見込みだと認めている。

「『クアントマニア』を執筆していた時と同じで、(『カーン・ダイナスティ』でも)別の作品を重要視することはできないんです。僕は良いストーリーの骨格を作ることしかできないし、うまくいけば、そこで自分の描きたいキャラクターが見つかるもの。[中略]たとえばファンタスティック・フォーやブレイドとか──おそらく彼らを使うことはないと思いますが──物語自体がそれを教えてくれるんですよ。」

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マーベル・スタジオの現在の計画では、ブレイドは2024年9月米公開の単独映画『ブレイド(原題)』で事実上の初登場となり(『エターナルズ』では声のみ登場していた)、フェーズ5の締めくくりを担う予定。またファンタスティック・フォーの単独映画は、『カーン・ダイナスティ』の直前にあたる2025年7月に米公開予定だ。両者が登場しない以上、フェーズ5以降で初登場する有力なキャラクターは顔を見せないことになる。

ヒントとなるのは、2023年2月時点のラブネスのコメントだ。『カーン・ダイナスティ』で「新しいキャラクター全員を炎の中に放り込む」と言い切ったラブネスは、同作を“新たな世代の物語”として位置づけていた。「アベンジャーズの新たな段階には、“自分たちは上の世代に見合った存在になれるのか? 我々の世代の課題とは何なのか?”という感覚がある」と。この言葉から察するに、やはり同作は若いヒーローたちのストーリーとなりそうだ。

ちなみに『カーン・ダイナスティ』は、もちろん同作に続く『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』とは深い関連を持つ模様。「自分の映画に集中する」というラブネスだが、『シークレット・ウォーズ』の脚本家マイケル・ウォルドロンとは「すべてが意味をなすように」協働しているようなのだ。

気になるのは、ファンタスティック・フォーやブレイドが『シークレット・ウォーズ』に参戦することがありうるかどうか。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)にキャプテン・マーベルが登場したように、その後のMCUを牽引する新ヒーローのチームアップにも期待してしまうのがファン心理というものだが……?

映画『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ(原題)』は2025年5月2日に米国公開予定

▼『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ』の記事

    Source: io9

    Writer

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    稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

    「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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