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『アントマン&ワスプ』ラストシーン、『アベンジャーズ/エンドゲーム』製作チームとの共同作業で生まれていた

アントマン&ワスプ
MARVEL/PLANET PHOTOS 写真:ゼータ イメージ

映画『アントマン&ワスプ』(2018)のペイトン・リード監督が、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)や『アベンジャーズ/エンドゲーム』(4月26日公開)を手がけたアンソニー&ジョー・ルッソ監督との共同作業について語った。

マーベル・シネマティック・ユニバース11年間の締めくくりとなる『エンドゲーム』に向けて、今やそれぞれの物語は深く繋がり、絡み合っている。『アントマン』(2015)と『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)に続いて共同作業を経験したペイトン監督は、米Colliderにて作業の経緯を振り返った。


この記事には、映画『アントマン&ワスプ』のネタバレが含まれています。

ポストクレジットシーンはこうして生まれた

『アントマン&ワスプ』は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でキャプテン・アメリカ側に就いて戦ったスコット・ラング/アントマンが自宅に軟禁されているという状況から幕を開ける。そして、時系列がわずかにずれた状態で始まった物語は、ポストクレジットシーンにおいて『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に追いつくのだ。

ポストクレジットシーンの詳細はこちら

物語の時系列をいかに扱うのか、ポストクレジットシーンをいかに描くのか、という問題については、ペイトン監督のほか、脚本を執筆したクリス・マッケナ&エリック・ソマーズ、そしてポール・ラッドの間で話し合いが行われたという。議論は『インフィニティ・ウォー』を手がけたルッソ監督、脚本家のクリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリーを交えて広がっていったようだ。

ホープ・ヴァン・ダインとハンク・ピム、ジャネット・ヴァン・ダインが量子実験のさなかに塵と消えてしまう衝撃の結末について、ペイトン監督は『インフィニティ・ウォー』チームとの作業内容を明かしている。

「問題は、誰が塵になるのか。そして誰が残るのか。当時、“ビル・フォスターは?エイヴァ・スターはどうなるの?みんな塵になるの?”という話をしていました。ただし(塵になるのは)確率の問題で、それは50%のはず。だから、“えっ、全員消えちゃうの?『インフィニティ・ウォー』で見たのと違わない?”ってことにはできない。そのことはわかっていました。マルクスとマクフィーリーがアイデアを出してくれて、それを全員で直したんです。スコット(・ラング)とルイスのバン、新たな“量子トンネル2.0”が出てくるアイデアでした。しっかり協力して作ったんですよ。」

この発言からわかるのは、『アントマン&ワスプ』のポストクレジットシーンに登場した要素は、いずれも『インフィニティ・ウォー』チームが必要としたものであり、すなわち『エンドゲーム』でなんらかの役割を担っているであろうということだ。

かつてペイトン監督は、『シビル・ウォー』にアントマンを登場させるため、前作『アントマン』制作時には本編の映像をルッソ監督らにあらかじめ見せていたという。『シビル・ウォー』チームが『アントマン』からバトンを受け取った前回とは逆で、今回は『アントマン&ワスプ』チームが『インフィニティ・ウォー』からバトンを受け取った。そして、そのバトンはすぐに『エンドゲーム』が受け取ることになる。ペイトン監督は、物語をリレーすることの難しさを率直に語ってもいる。

「今回難しかったのは、『インフィニティ・ウォー』の結末ほどドラマティックな転換を(『アントマン&ワスプ』では)起こしていないことです。もし映画の序盤で(消滅を)見せてしまっては――早い段階で描いてしまうことも考えましたが――そっちの方が気になってしまう。物語ごと持っていかれてしまう恐れがありました。
(ポストクレジットシーンについては)たくさん話し合いました。シーンの場所はどうする、誰を登場させようかって。アイデアが決まって、(『インフィニティ・ウォー』『アントマン&ワスプ』の)両方、それから(『エンドゲーム』も含めた)3本の映画に筋が通った時は本当に興奮しました。“ブレイクスルー”とはこういうことを言うんだなと。」

ところで『アントマン&ワスプ』のバトンを握っている主人公スコット・ラング/アントマンは量子世界に閉じ込められてしまい、身動きが取れなくなったとみられる。『エンドゲーム』の予告編ではルイスのバンとともに姿を見せてくれたが、さて、どうやって戻ってくるというのか?

映画『アントマン&ワスプ』MovieNEXは発売中『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

Source: Collider

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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