【ネタバレ】「バッド・バッチ」シーズン2は第7話・第8話で「クローン・ウォーズ」シーズン8に突入した

この記事には、「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 第8話『真実と結末』のネタバレが含まれています。

新時代の始まり
第8話では一気に場面が変わり、惑星オード・マンテルにいるバッド・バッチに視点が移る。レックスは彼らに連絡を取り、「コルサントに来てほしい」と依頼。若干の難色を示したハンターであったが、エコーがすぐに協力を承諾した。ミッションの内容は、カミーノ爆撃の証拠となる「ランパートの艦にある指揮記録」を盗みだすことであった。
作戦が進められる中、チューチーとオメガはオーガナの勧めで惑星カミーノの元議員ハリー・バトーニに話を聞くことにする。そこでクローン施設向けの資金が、ランパートによって流用されていたことが発覚。チューチーは、バトーニに元老院で証人として立つよう依頼する。
採決が始まる直前に、レックスとバッド・バッチが回収したデータが到着。元老院に、カミーノを爆撃するホログラフィック映像が再生され、さすがのランパートも慌て始める。
すると突如、議場にサイレンが鳴り響き、パルパティーン皇帝のポッドが浮上。皇帝は、ランパートに対する厳正なる処分と同時に、その指示に妄信的に従ったクローン軍の危険性を指摘した。徴兵軍であれば、そのような危険はないという訳である。そして声高らかに「帝国軍ストームトルーパー」の創設を宣言するのであった。

皇帝は自ら責任を取らず、ランパートを生け贄として野望を達成した。人の出世欲を利用し、失敗すると全責任を負わせて使い捨てにする。そんな帝国らしいやり方は、『ローグ・ワン』のクレニック長官も思い起こさせる。
さて、今回の2話はこれまでの話と比べても、「クローン・ウォーズ」との関わりがより深いエピソードとなった。第3話配信の際は、“実質的な最終回”と表したが、今回の2話を踏まえると本シーズン自体が「クローン・ウォーズ」のシーズン8、エピローグとなるとも言えそうだ。
これまで“レグ”として、考え方の違いが描かれてきたエコーは、バッド・バッチを脱退し、レックスと行動を共にすることとなった。また、コーディの無許可離隊時も連絡員を通して、レックスを頼った可能性もある。気になるのは、「反乱者たち」で隠居生活を送るレックスの傍らに2人がいない点。後半戦も見逃せない展開が続きそうだ。
「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2はディズニープラスにて独占配信中。
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