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「ロキ」作曲家、『バットガール』1時間半分の音楽を書き終えていた ─「世に出せないのが残念です」

バットガール
※画像はイメージです Photo by Ed's Toy Box https://www.flickr.com/photos/edwicks_toybox/21517087693/ Remixed by THE RIVER

撮影を終えていたにもかかわらずお蔵入りとなってしまった映画、DCコミックス『バットガール(原題)』。幻となってしまった映画に対して、主演のレスリー・グレイスや、監督のアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーたちがコメントしていくなか、本作の作曲家として起用されていたナタリー・ホルトもまた口を開いている。

ゴッサム・シティのジェームズ・ゴードン警察長官の娘、バーバラ・ゴードン/バットガールを描く本作。ワーナー・ブラザースの新体制による戦略のもと、HBO Maxでの配信および劇場での公開を見送る格好となった。そんな本作の作曲家として参加していたのが、「ロキ」(2021−)や「オビ=ワン・ケノービ」(2022)など、数々の作品で音楽を手がけてきたホルトだ。

Discussing Filmとのインタビューでホルトは、『バットガール』の企画頓挫に対して質問されたところ、「1時間半ほどの音楽をすでに書き終えていた」ことを打ち明けている。

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「1年前から取り組んでいたんです。だから、今回のことは悲しくてなりません。2021年のクリスマスには、撮影現場まで足を運んだんです。アディルとビラルは『ロキ』をとても気に入ってくれていて、それで『バットガール』の音楽を担当することになって。1年もかけてせっかく作ったにもかかわらず、世に出せないのが本当に残念ですよ。」

突如として企画が打ち切りとなった本作の製作費は、撮影を終えた時点ですでに9,000万ドルにおよぶものだったとされている。本件について記者からさらに訊かれると、「非常に残念なことだと思います。この作品に携わっていた方々との仕事は楽しかったです。私に言えるのはそれだけです」と思いを顕にしている。今となっては、『バットガール』がどんな作風の映画に仕上がっていたのかも、その音楽がどんな音色を奏でるはずだったのかも知る由もないことだ。

Source:Discussing Film

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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