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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』監督の一時解雇劇、デイヴ・バウティスタも「ディズニーとは厳しい関係にあった」

デイヴ・バウティスタ Dave Bautista ジェームズ・ガン James Gunn
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Dave_Bautista_(28662922195).jpg|Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:James_Gunn_(28557194032)_(cropped).jpg|Remixed by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の人気シリーズ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の最新作、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』が、いよいよ2021年の末頃から撮影開始となる。本来は『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)に続き、“フェイズ4”の幕開けを飾る予定だった本作は、さる事情から大幅な製作延期を余儀なくされた。脚本・監督を務めるジェームズ・ガンの一時解雇である。

事件から約2年が経った今、ドラックス役のデイヴ・バウティスタが米Colliderにて当時を振り返った。2018年夏、ガン監督が解雇されたことについて、バウティスタは「あれはひどかった。僕も叩かれ、非難され、脅迫を受けました」と述べた。バウティスタは一貫してガンを支持する立場であり、ディズニーの判断を批判。『Vol.3』からの降板さえ示唆したためだろう、当時は「ディズニーとの関係性も厳しい状況にあった」と明かしている。

「ジェームズ・ガンへの個人的かつ政治的な攻撃」

2018年7月、ガン監督は過去の不適切な発言を発掘・拡散され、マーベル・スタジオの親会社であるウォルト・ディズニー・カンパニーに解雇された。この出来事は、ガンが保守派の政治コメンテーターを批判し、“オルタナ右翼”と呼ばれる人々の報復を受ける形で起こったもの(詳細は当時の記事を参照のこと)。バウティスタは、これを「ジェームズ・ガンに対する個人的かつ政治的な攻撃だった」と語っている。

「僕はただ、自分は正しいことをしていると思っていました。自分の友人が──危ない橋を渡り、僕の人生を変えてくれた男が──不当な攻撃を受けて、不当に罰されたんですから、何も言わずにいるのは耐えられなかった。だけど、当時はひどい状況でした。叩かれ、非難されても、ずっとSNSをやめなかったのは、彼(ガン)について誰も語らなければ、もうチャンスはないと思ったからです。当時の政治情勢にはそういう面があった。ジェームズよりも大きなものがあり、巨大なメッセージが送られていた感じ。ジェームズ・ガンへの個人的かつ政治的な攻撃でした。

僕が思うに、ディズニーも早まりました。決断を急いで失敗したんです。最終的にはとても正しいことをしたので、それはもうひとつの大きなメッセージになったと思います。ディズニーが“私たちの間違いだった、ジェームズを雇い直します”と言ったこと自体が大きな意思表示になる。彼らも危ない橋を渡ったのだ、ということを軽んじたくはありません。あれは渡らなくてもよかった橋だし、彼(ガン)を抜きにして次に進むこともできた。それでも続編は十分に儲かっただろうし、熱心なみなさんは観てくれたでしょう。だけど、ディズニーはそうしなかったわけです。」

当時の自分自身の振る舞いについて、バウティスタは「自分が犯してもいない罪について、ジェームズが自分だけで戦い、自分自身を守るような状況にしておくわけにはいかなかった。あれは本当に恐ろしい人々による故意の攻撃だったし、何も言わず、何もせずにいることはできなかったんです」とも語っている。ディズニーとの関係性を悪化させてでも、自分の意見を公言することをやめなかったことには、ほかでもないガンへの強い意志があったのだ。

解雇の発表後、米国でも大手メディアがディズニーへの判断を疑問視する声が挙がり、ガン監督の支持を表明する人々が業界の内外に現れた。こうした動きを経てディズニーがガン監督を雇い直したことに、バウティスタは改めて感謝の意を述べている。

「(ガンが)『ザ・スーサイド・スクワッド』を始めていたので、順番が入れ替わり、『ガーディアンズ~』は延期されましたが、それでも今は解決したことですから。僕らは作業に入っているし、今年のうちに撮影を始めますよ。実現の準備は完了です。物語を終わらせられること、すごく楽しみにしています。」

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』は2023年5月5日に米国公開予定。

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Source: Collider

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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