『ビューティフル・ボーイ』ティモシー・シャラメとスティーブ・カレル、作品の深みに迫る ─ ポイントは「人間の心の動き」

『君の名前で僕を呼んで』(2017)で世界中を魅了したティモシー・シャラメの主演最新作、映画『ビューティフル・ボーイ』より、劇中で父子を演じるスティーヴ・カレル&ティモシー・シャラメの2ショットインタビュー映像が到着した。
今回のインタビュー映像では、スティーヴはきりっとした眼鏡姿、ティモシーはピンクのバラ柄が刺繍された白シャツ姿と、それぞれ劇中とは異なる雰囲気で登場。ともにリラックスした様子でインタビューに臨んでいる。
劇中の役づくりについて聞かれたティモシーは、原作を読み込んだこと、減量したこと、実際にリハビリ施設に行き入居者と過ごしたというエピソードを披露。自らも二児の父親であるスティーヴは、今回の役柄について「試練だった」と振り返り、撮影中の週末など家族と一緒にいる時には、息子たちをよく眺め、「この役を演じている間は、息子たちを前より観察するようになりました。自分の人生を省みながら」とコメントしている。

最後に本作の見どころについて、ティモシーは「カメラワークや特殊効果が見どころの作品ではありません。“人間の心の動き”です」と語り、映画で描かれるエモーショナルな父子の愛やドラマを強調している。スティーヴとティモシーによる切実な演技とともに、映画を観る前でも、観た後でも、その説得力のある言葉に触れてみてほしい。
『ビューティフル・ボーイ』
堕ちていく息子を、信じ続けた8年間。ジョン・レノンの名曲が彩る、痛ましくも美しい愛と再生の記録。

成績優秀でスポーツ万能、将来を期待されていた学生ニックは、ふとしたきっかけで手を出したドラッグに次第にのめり込んでいく。更生施設を抜け出したり、再発を繰り返すニックを、大きな愛と献身で見守り包み込む父親デヴィッド。何度裏切られても息子を信じ続けることができたのは、すべてを超えて愛している存在だから。ニックの再生への旅は始まったばかり……。ドラッグ依存症だった、Netflixドラマ「13の理由」の脚本家ニックと、その父親デヴィッドがそれぞれの視点で執筆した、2冊のベストセラー・ノンフィクションを原作とする、実話に基づく愛と再生の物語。
映画『ビューティフル・ボーイ』は2019年4月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開中。
『ビューティフル・ボーイ』公式サイト:http://beautifulboy-movie.jp