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『美女と野獣』ガストン&ル・フウの前日譚ドラマが製作保留に ─ ディズニーは企画続行の意向

美女と野獣
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

実写映画版『美女と野獣』(2017)ガストン&ル・フウの前日譚ドラマ(タイトル未定)の製作が無期延期となったことがわかった。米The Hollywood Reporterなどが報じている。

『美女と野獣』の前日譚ドラマは全8話構成のリミテッドシリーズで、ディズニープラス(Disney+)にて配信予定と告知されていた。当初は2022年春にヨーロッパで撮影予定だったが、事情により夏に延期されており、このたびディズニーは無期延期を決定。報道によると、延期の理由は脚本や音楽などの諸要素が予定通りに進行できなかったため。出演者のスケジュールの都合もあり、ディズニーは製作保留を決断したという。作品の性質上、秋の撮影は天候面の制約もあったと伝えられている。

本作にはガストン役のルーク・エヴァンス、ル・フウ役のジョシュ・ギャッドが続投するほか、新キャストとして『僕を育ててくれたテンダー・バー』(2021)のブリアナ・ミドルトン、「ホークアイ」(2021)のフラ・フィー、リタ・オラ、ジェラニ・アラジンが出演予定。また、脚本はジョシュのほか「ワンス・アポン・ア・タイム」(2011-2018)のエドワード・キッツィス&アダム・ホロウィッツが執筆し、音楽には『美女と野獣』アニメ映画版・実写版のアラン・メンケンが続投すると報じられていた。

ディズニーは本作の製作を継続する意向だが、今後の計画は明かされておらず、現在のキャスト・スタッフが引き続き関与できるかどうかも不明。報道を受けて、ジョシュはTwitterにて「懸命に努力しましたが、予想外の事態になってしまいました」「スケジュールが許せば製作できることを願っています」とのコメントを発表している。

既報によると、物語の舞台は映画版から数年前。ガストン(ルーク・エヴァンス)とル・フウ(ジョシュ・ギャッド)のふたりは、ル・フウの義妹ティリー(ブリアナ・ミドルトン)の驚くべき過去が判明したことから、ティリーを連れて思わぬ旅へ繰り出すことになる。過去の謎が暴かれ、現在の危機が大きくなる中、旧友や新たな敵たちが現れ、ついに王国に隠された秘密が明らかになり……。

Sources: The Hollywood Reporter, Deadline, Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。