ミア・ハンセン=ラブ監督最新作『ベルイマン島にて』4月公開決定 ─ ヴィッキー・クリープス&ティム・ロス共演

『EDEN エデン』(2014)『未来よ こんにちは』(2016)などのミア・ハンセン=ラブ監督最新作『Bergman Island(原題)』が、『ベルイマン島にて』として、2022年4月に日本公開されることが決定した。あわせて、ポスタービジュアル&場面写真が到着している。
今や名実ともにフランスを代表する女性監督のミア・ハンセン=ラブ。本作は、そんな彼女自身が熱狂的ファンであるイングマール・ベルイマンが愛した島を舞台に描くひと夏の物語だ。時は現代、映画監督カップルのクリスとトニーは、アメリカからスウェーデンのフォーレ島へとやってきた。クリスは認められてまだ日が浅く、パートナーのトニーは既に名を成している。創作活動にも互いの関係にも停滞感を抱いていたふたりは、敬愛するベルイマンが数々の傑作を撮ったこの島でひと夏暮らし、インスピレーションを得ようと考えたのだ。
やがて島の魔力がクリスに作用し、彼女は自身の“1度目の出会いは早すぎて2度目は遅すぎた”ために実らなかった初恋を投影した脚本を書き始める。それでも結末だけはどうしても思い浮かばず悩むクリスだったが、島で見つけた新しい暮らし方や思いがけない出会いが、彼女の心模様を変えていく。
クリスに扮するのは、アカデミー賞6部門にノミネートされた『ファントム・スレッド』(2017)で、ダニエル・デイ=ルイスと堂々たる共演を果たしたヴィッキー・クリープス。トニーには世界的大ヒット作『海の上のピアニスト』(1998)のティム・ロス。劇中劇として映像化されるクリスの次回作には、『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)のミア・ワシコウスカと、『パーソナル・ショッパー』(2016)のアンデルシュ・ダニエルセン・リーが登場する。
映画『ベルイマンの島にて』は、2022年4月よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー。