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『ブラックパンサー』にクレイヴン・ザ・ハンター参戦、ソニーが「絶対無理」と拒否していた ─ 「結果的には良かった」と監督

©THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ブラックパンサー』(2018)に、ヴィランとしてクレイヴン・ザ・ハンターを登場させる計画があったことがわかった。監督・脚本のライアン・クーグラーが認めた。

ポッドキャスト「Happy Sad Confused」でクーグラーが語ったところによると、企画に参加した当初から『ブラックパンサー』のヴィランはエリック・キルモンガー(演:マイケル・B・ジョーダン)と、ユリシーズ・クロウ(演:アンディ・サーキス)となる方針だったという。

ところが、マーベル・スタジオも当時はこの2人をヴィランとすることの確証を持てずにおり、特にクロウはやや流動的だったそうだ。そこで候補に挙がったのが、コミックではスパイダーマンの宿敵として登場するクレイヴン・ザ・ハンター。強靭な肉体と野獣の五感、恐るべき戦闘能力をもち、猛獣を従わせることもできる持ち主だ。

クレイヴン・ザ・ハンター Photo by Dave CC BY-ND 2.0

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インスピレーションを与えていたのは、クリストファー・プリーストが執筆したコミックの『ブラックパンサー』だった。「彼のシリーズは、パンサーとクレイヴン、(エヴェレット・)ロスがキッチンで戦う場面から始まるんです」とクーグラーはいう。

「僕はスパイダーマンの大ファンで、アニメ版『スパイダーマン』が特に好きです。クレイヴンはアニメ版に出ているし、コミックでも素晴らしいキャラクター。そこで、“クレイヴンを映画に出せますか?”と聞いたら、(マーベルは)“無理だと思うけど、確認します”と。それでソニーに連絡したら、ソニーが“絶対に無理”と。」

のちに単独映画『クレイヴン・ザ・ハンター』(2024)がアーロン・テイラー=ジョンソン主演で製作されたように、スパイダーマンとその関連キャラクターはソニー・ピクチャーズが映画化権を保有している。当時から映画化のアイデアが浮上していたのだろう、ソニーは『ブラックパンサー』にクレイヴン・ザ・ハンターを登場させることを拒否したのだ。

もっとも、クーグラーはこの結果を「よかったと思っています」と振り返る。「(クレイヴン・ザ・ハンターが登場していたら)ユリシーズ・クロウの居場所はなくなっていて、アンディ・サーキスとの仕事はできなかっただろうから。最初につまずいたのは幸いでした」。

ちなみに司会者が「マイケル・B・ジョーダンがクレイヴン・ザ・ハンターを演じる可能性もあったんですか?」と尋ねると、クーグラーはこれを即座に否定。「マイク(マイケル)は常にキルモンガーを演じる計画でした」と話している。

Source: Happy Sad Confused

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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