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『ブラック・ウィドウ』単独映画、時系列は『シビル・ウォー』直後に ─ 『アベンジャーズ/エンドゲーム』ナターシャ決断の背景も示す

スカーレット・ヨハンソン
©THE RIVER

スカーレット・ヨハンソン演じるナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウの単独映画『ブラック・ウィドウ(原題:Black Widow)』は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)直後を描くストーリーになるようだ。

このたび、アレクセイ役のデヴィッド・ハーバーは、米IGNにて「今回の映画は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の直後の出来事です。そうした(『シビル・ウォー』の)出来事も織り込まれています」と発言。2019年7月20日(米国時間)に開催された「サンディエゴ・コミコン(Comic-Con International: San Diego 2019)」で上映された映像の冒頭には、『シビル・ウォー』の空港シーン直後、トニー・スターク/アイアンマンとナターシャが話し合う場面が象徴的に使用されていたという。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』より (c)2018 MARVEL

かねてより『ブラック・ウィドウ』は前日譚映画になるとされてきたが、本作は『アイアンマン2』(2010)での初登場以前ではなく、過去の作品間にあった“語られざる歴史”を補完するものとなる。ナターシャとの因縁が示唆されてきた、「ブダペスト」が舞台のひとつとなることも判明済みだ。

またデヴィッドは、『ブラック・ウィドウ』において、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でのナターシャの決断の背景が描かれることも示唆している。

「彼女とともに時間を少し遡れるのは最高ですよね。過去の出来事を描ける。僕が面白いと思ったのは、彼女がいかにして『エンドゲーム』の出来事に至ったのか、いかにしてあの決断に至ったのかを掘り下げられることです。」

本作でデヴィッドが演じるアレクセイは、“ソ連版キャプテン・アメリカ”ともいうべきレッド・ガーディアンとして活動する人物。ナターシャとアレクセイは長いあいだ知り合いで、「二人の関係はこれまでの(MCUの)出来事にも影響している」と語っている。ロシアのスパイであるナターシャ自身にも歴史があり、またアレクセイはナターシャのアベンジャーズ入りに「とある反応」を示し、両者の関係性は変化していくとか。“ソ連版”であるアレクセイは、キャプテン・アメリカにも複雑な感情を抱いている設定なのだそうだ。

本作では、『トレイン・ミッション』(2018)『アウトロー・キング スコットランドの英雄』(2018)の新鋭フローレンス・プー(フローレンス・ピュー)がナターシャの妹分イェレナ役を、ナターシャの旧知であるメイソン役を「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」(2017-)O・T・ファグベンル、そして謎の女性メリーナを『女王陛下のお気に入り』(2018)のレイチェル・ワイズが演じる。

映画『ブラック・ウィドウ(原題:Black Widow)』は2020年5月1日に米国公開予定

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Sources: IGN, /Film, Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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