マーベル『ブラック・ウィドウ』イギリス公開、日米より9日早く繰り上げ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『ブラック・ウィドウ』のイギリス公開日が、2020年11月6日に予定されている米国での公開より9日早い、10月28日に繰り上げられたことがわかった。米Digital Spyが報じている。
2020年3月中旬、米ウォルト・ディズニー・カンパニーは新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けて、『ブラック・ウィドウ』の米公開を延期することを発表。日本でも延期が発表され、新たな日米公開日は11月6日に定められていた。
米IMDbの情報によると、本作の公開日はイギリスに続く形で、ブラジルとシンガポールで10月29日に、スペインとアイスランドでは10月30日に繰り上げとなっている。ほか、オランダやドイツ、ハンガリー、スロヴァキアといったヨーロッパ諸国で米国より1〜2日早い公開日が設定されている。
本作は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)を経て、MCUの「フェイズ4」を開幕する作品であり、スカーレット・ヨハンソン演じるナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウを主人公とする初めての単独映画。本作の延期を受けて、続く『エターナルズ』以降のMCU作品4本の公開日も、一本ずつ繰り下げられることが決定している。
現時点で世界最速の『ブラック・ウィドウ』封切りを迎えることになるイギリスの映画館は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、全面的に休業状態にある。イギリス政府は2020年7月4日まで映画館の営業再開を許可しない方針を発表していた。10月末頃までには事態が落ち着くと見越した繰り上げ発表と言えるだろう。
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Source:Digital Spy, IMDb,Variety