【ネタバレ】『ブラックアダム』ドクター・フェイト役ピアース・ブロスナン、劇中展開に複雑な心境を吐露

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『ブラックアダム』ドクター・フェイト役ピアース・ブロスナン、キャラクターとの死別に心痛
映画『ブラックアダム』では古代カンダックで呪われた力を手に入れた破壊神、ブラックアダムことテス・アダムが5000年の眠りから目覚め、現代の地球に降臨して文字通り破壊の限りを尽くす。
『ザ・スーサイド・スクワッド』シリーズにも登場したアマンダ・ウォラーは、大暴れしまくりのアダムを敵と見なし、スーパーヒーローチーム「ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(JSA)」を派遣。最初は対立していたブラックアダムとJSAだが、最終的には共通の敵となる冥界の英雄サバックを倒すために団結する。その決戦で、金のヘルメットを被ることで魔術師に変身するJSAのメンバー、ドクター・フェイトが仲間であるホークマンの身代わりとなり、絶命してしまう……。
ドクター・フェイト役を演じたピアース・ブロスナンは米USA Todayの取材にて、自身が演じたキャラクターのフェイト(運命)について、「僕は仲間の命を救うために、自分の命を犠牲にしたんです」と該当シーンを回顧。ブロスナンはその撮影中、プロデューサーを務めたボー・フリンに「この機会を与えてくれてありがとう。でも殺してしまうんだね、僕のキャラクターを。DCコミックの世界で僕の冒険が始まったところで、彼は死んでしまったよ」と、冗談交じりに文句を言ったと明かしている。
またブロスナンは、ドクター・フェイトが命を落とす展開に「かなりエモーショナル」になってしまったのだという。「69年間生きてきて、70歳を目前の今、自分より先に友人が亡くなるのを目にしてきた。晩年が近づきつつある者として、深い悲しみを感じました」と、自分自身とキャラクターを重ね合わせたと語った。
ドクター・フェイトは帰らぬ人となってしまったが、金のヘルメットはホークマンに受け継がれた。 「それほど長くはかからない」と伝えられている続編でドクター・フェイトのレガシーが継承されていくことを期待したい。
DC映画『ブラックアダム』は公開中。
Source:USA Today