Seedance 2.0に米映画協会が警告「著作権侵害を停止せよ」 ─ トム・クルーズとブラッド・ピット格闘映像で話題

新たな動画生成AI「Seedance 2.0」のリリースを受け、アメリカ映画業界団体モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)の会長兼CEOチャールズ・リブキンが、同サービスによる大規模な著作権侵害を直ちに停止するよう求めている。
Seedance 2.0は、TikTok運営の中国バイトダンス社がリリースした新たな動画生成AI。SNSでは、わずか2行のプロンプトで生成されたというトム・クルーズとブラッド・ピットが格闘する映像をはじめ、既存の著作物を使用した映像がユーザーによって多数生成され、物議を醸していた。
リブキンはバイトダンス社に対して声明を発表。「たった1日で、中国のAIサービス Seedance 2.0 は、米国著作権作品を大規模に無断使用した。侵害に対する実質的な防止策を講じないサービスを開始したことで、バイトダンスはクリエイター権利を保護し数百万の米国雇用を支える確立された著作権法を無視している。バイトダンスは直ちに侵害行為を停止すべきである」と強く求めた。
「我々は終わりだ」と、生成映像を見た映画脚本家のレット・リースは悲観した。「あっという間に、一人の人間がコンピューターの前に座り、ハリウッド最新作と見分けがつかない映画を作るようになるだろう。確かに、その人物が未熟なら、ひどい出来になる。でも、もしその人物がクリストファー・ノーラン並の才能のセンスがあれば、驚異的なものが出来る。そして、そんな人物はすぐに現れるだろう」。
生成AIと著作権をめぐる摩擦は、すでに各所で火種となっている。ウォルト・ディズニーとNBCユニバーサルは2025年6月、画像生成AIのMidjouneyが著作権侵害にあたるとして開発元を提訴。Seedance 2.0も同様の法侵害リスクに晒されている。バイトダンス社はサービスに制限を設けるのか、それとも法廷闘争へと発展するのか。
▼ AIの記事


「我々は映画の危機に瀕している」ギレルモ・デル・トロ、政治的分断やAIの脅威に警鐘 「芸術は人々を結びつけられるもの」 

スパイダーマン役トム・ホランド、AIは「データ分析できても人間の感情は理解できない」 ─ 「幸せと悲しみの違いもわからない」 「AIから創造性は守られている」 
ギャレス・エドワーズ監督はAI活用に前向き、「興味持たない理由がない」 ─ 「LSDでブッ飛んだ億万長者の第二班監督がいるようなもの」と扱いづらさも指摘 「この技術は3か月ごとに変わっている」 

スピルバーグ「AIはツールとして使うべき、クリエイティブの最終判断にすべきではない」 「そこは譲れない」 
マーベルの伝説スタン・リー、AIで「復活」 ─ クローン音声で書籍読み上げ、ファンからは反発も 反発の声も
Source:MPA



























