MCU版『ブレイド』、2023年4月下旬頃に撮影開始予定 ─ 「ダークなトーン」でマーベルに蘇る注目作

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)リブート版『ブレイド(原題)』の撮影が、2023年4月下旬頃に開始されることがわかった。
米Entertainment Weeklyのインタビューに応じたマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は『ブレイド』の準備について「順調です」と話し、「現在、監督のヤン(・ドマンジュ)はアトランタにいて、10週間後ぐらいに撮影が始まります」と報告した。現時点から10週間後は2023年4月の4週目にあたり、そのおよそ前後週頃にはクランクインとなりそうだ。
『ブレイド』は、1990〜2000年代にウェズリー・スナイプス主演で実写化された元祖マーベル映画を、MCUで新たに蘇らせる注目企画。もともと本作は、『シュガーランドの亡霊たち』(2019)のバッサム・ターリクを監督に迎え、2022年10月より撮影に入るはずだったが、その直前となる9月下旬に監督が降板。マーベル ・スタジオが後任を探す間、映画の米国公開日は2023年11月3日から2024年9月6日に変更となり、『ベルファスト71』(2014)『ホワイト・ボーイ・リック』(2018)でメガホンを取ったフランス出身のヤン・ドマンジュが監督に就任した。
ブレイド役で主演するのは、『ムーンライト』(2016)『グリーンブック』(2018)でアカデミー助演男優賞に2度輝いたマハーシャラ・アリ。『マルコムX』(1992)などスパイク・リー監督作品で知られるデルロイ・リンドー、DCドラマ「クリプトン」(2018‐2019)のアーロン・ピエールが出演する。脚本を担当するのは、「ボクらを見る目」(2019)「コリン・イン・ブラック・アンド・ホワイト」(2021)のエピソードを執筆したマイケル・スターバリー。
MCU版『ブレイド』の全容はベールに包まれているが、「過去の『ブレイド』シリーズほどダークにはならないが、これまでのMCU作品よりもダークなトーンで挑もうとしている」との情報もある。
2023年4月下旬に撮影開始予定の『ブレイド(原題)』は、2024年9月6日に米国公開予定。
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Source:Entertainment Weekly