マーベル『ブレイド』、2024年秋に撮影開始の見込み ─ 2025年11月US公開予定

1990年から2000年代にかけて公開された『ブレイド』シリーズを、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)が蘇らせるリブート版が、2024年秋に撮影開始を予定していることがわかった。
映画やドラマのプロダクション情報を伝える米Production Weeklyによって明らかになった。本作の米国公開は2025年11月7日を予定している。
2019年に製作が発表されたリブート版は、これまでに紆余曲折を経てきた。最初に監督に決定していたバッサム・タリク(『シュガーランドの亡霊たち』)が降板したことを受け、『ベルファスト71』(2014)などを手がけたフランス出身のヤン・ドマンジュが後任として決定したが、脚本家ストライキの影響で公開日が何度も変更に。
さらに、「ボクらを見る目」(2019)のマイケル・スターバリーが執筆したとされる脚本に少なくとも5人の脚本家が手を入れ、主役のブレイドがキャラクターの「四番手」に降格する事態にまでなったという。その脚本に主演のマハーシャル・アリが難色を示し、一時は降板の危機もあったと報じられたが、2023年12月にアリが「プロジェクトの方向性にはすごく勇気づけられます」と発言していたことから、脚本に納得して本格的に軌道に乗り始めたようだ。
リブート版でアリと並んでキャストに名を連ねるのは、ホラー映画『X エックス』シリーズの主演で知られるミア・ゴス、『マルコムX』(1992)などのデルロイ・リンドー、DCドラマ「クリプトン」(2018‐2019)のアーロン・ピエール。『LOGAN/ローガン』(2017)『ブレードランナー 2049』(2017)などのマイケル・グリーンが脚本を手がける。
『ブレイド(原題)』は2024年秋に撮影開始見込み。2025年11月7日に米国公開予定。
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Source:Production Weekly