『スター・ウォーズ』キャリー・フィッシャーの娘ビリー・ロードがブッ飛びキャラ『ブックスマート』のインパクトは主役級

注目作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』に登場する、エキセントリックでハイテンション、一度見たら脳裏に焼き付いて離れない。真面目な主人公の女子高生2人組を圧倒する超リッチなクラスメート、ジジ。謎めいて強烈なキャラクター、ジジを演じたのは、その名前に覚えがある人も少なくはないであろう、ビリー・ロードである。

『スター・ウォーズ』シリーズのレイア姫で世界的で知られている故キャリー・フィッシャーを母に持ち、祖母は『雨に唄えば』（1952）のデビー・レイノルズと、芸能一家のサラブレッド。ビリーも『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』（2015）のコニックス中尉役で長編映画デビュー後、以降のシリーズにも続投し、『スター・ウォーズ／最後のジェダイ』（2017）では母親とも共演を果たした。『スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け』（2019）では、他界した母の代わりにレイア姫役としてワンシーンに出演していたことも話題に。

他にも「アメリカン・ホラー・ストーリー」（2017-2021）や『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』（2018）に出演。今作『ブックスマート』ではビリー・ロードの演技に惚れ込んだオリヴィア監督が、彼女の出演シーンを増やしたとか。

このたび到着したビリー・ロードのインタビュー映像では、まず本作の参加について「久々に出てきた最高のコメディ」と絶賛し「演じている皆を見て いつも泣いて笑ってしまう。個性や面白いものを独自の表現で映画に持ち寄って 夢のよう」と才能と個性溢れるキャストたちと共演を果たせたことに満足げな様子。

自身が演じるジジ役については、「役作りには1番クレイジーな私になればいいと思った。だから最高に楽しい。普段は好き放題できないから」と語るとおり、アクセル全開のぶっ飛んだキャラクターを自然に演じている。そんなジジとの共通点について聞かれると「ジジは理想。まるで部屋で、1人踊っている私」と言う。

リッチな彼女の衣装やルックスについては、ド派手なファッションで有名なグラミー賞受賞歌手、シェールから着想を得ているという。「指を鳴らしたり合図1つですぐさま変身する」と語るとおり、カメレオンのような七変化が見ものだ。

監督のオリヴィアについては、「あらゆる理想の女性像で才能に溢れている。相応しい形容詞が見つからない。もう女神です」とベタ褒め。監督としての彼女については「即興でかなり助けられたし　楽しいアイディアがたくさん。いつも前向きで皆を居心地よくしてくれる、輪の中に巻き込んで心底笑わせてくれる。大好きです」と笑顔で語る姿から、絶大な信頼を寄せている様子がうかがえる。

『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は、2020年8月21日（金）、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。