ハーレイ・クインのスピンオフ映画、米正式タイトルが長すぎる模様 ― 『バードマン』パロディで早くも話題に

映画『スーサイド・スクワッド』(2016)でマーゴット・ロビーが演じたハーレイ・クインを主人公とするスピンオフ映画の原題が決定した。
米ワーナー・ブラザース&DCコミックス製作による本作は、原案コミックと同名の『バーズ・オブ・プレイ(Birds of Prey)』と呼ばれてきたが、以前よりタイトル変更の可能性がささやかれていた。
ハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビーは、このたびInstagramにて脚本の表紙を公開。ここに掲載されているタイトルが正式なタイトルであることを、追ってワーナー・ブラザースが認めている。
今回発表された原題は『Birds of Prey (And The Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)』。従来の『バーズ・オブ・プレイ』に、いささか長すぎる副題が付けられた形だ。

すでに多くの海外メディアなどで指摘されているように、このタイトルはアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014、原題:Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance))のパロディとなっている。現時点で邦題がどうなるかは不明だが、あえて『バードマン』風に訳してみるなら、『バーズ・オブ・プレイ (そして、とあるハーレイ・クインの超さわやかな解放)』などになるだろうか?
ハーレイ・クインというキャラクター名は「道化役者」や「おどけ者」と意味する「ハーレクイン(Harlequin)」だ。「解放(Emancipation)」という言葉は、切っても切れない関係にあるジョーカー(『スーサイド・スクワッド』ではジャレッド・レトが演じた)からの解放を意味しているのか、それとも別の何かからの解放を指しているのか……。
本作にはハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビーのほか、主要キャストとしてヘレナ・バーティネリ/ハントレス役でメアリー・エリザベス・ウィンステッド、ダイナ・ランス/ブラックキャナリー役でジャーニー・スモレット=ベル、女刑事レニー・モントーヤ役でロージー・ペレスが出演。悪役ローマン・シオニス/ブラックマスク役でユアン・マクレガー、コミックでは3代目バットガールとなるカサンドラ・ケイン役で新人エラ・ジェイ・バスコが出演交渉に入ったと報じられている。
脚本は『バンブルビー』(2019年3月22日公開)や、同じくDC映画『バットガール(原題:Batgirl)』の女性作家クリスティーナ・ホドソンが執筆。監督には元新聞記者のキャシー・ヤンが起用された。
映画『Birds of Prey (And The Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)』(原題)は2020年2月7日に米国公開予定。撮影は2019年1月に開始される。
Sources: Margot Robbie, Warner Bros., Variety, Bionic Buzz