『スター・ウォーズ』フィン役、続3部作に「僕ならハン・ソロもルークも退場させない」「ルークが岩の上で消えるなんてダメ」

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『最後のジェダイ』『スカイウォーカーの夜明け』から成る続3部作について、フィン役のジョン・ボイエガは複雑な思いを隠していない。出演には感謝しつつ、これまでも3作の不満点を語っていたボイエガだが、米フロリダで開催の「スーパーコン2025」ではより具体的なポイントを指摘したようだ。米Popverseが報告している。
ボイエガは「もし僕が初めから『スター・ウォーズ』のプロデューサーをやっていたとしたら、全く違ったものになっていたと思います」と述べ、自身が思い描く“こうだったら良かった”3部作について、次のように語っている。
「ヤバかったと思います。まず最初に、ハン・ソロもルーク・スカイウォーカーもみんな排除しない。ああいうことはやりません。一番最初にやることは、彼らの物語を、彼らのレガシーを完遂すること。バトンを渡す、きちんとした瞬間を作ります。」
続3部作では、それまでのシリーズの中心人物だったハン・ソロとルーク・スカイウォーカーが死亡して退場する展開を迎える。次世代のキャラクターにバトンを渡すような役割は果たしたと言えるものの、唐突であったり、意外な幕引きだったりしたために、特に往年のファンの間では賛否両論となっている。
さらに、新しいキャラクターたちについては「OP(オーバーパワー、強すぎるという意味)させない」と、ゲーム用語を交えて語るボイエガ。「ただ何かを掴んで、もうその使い方がわかっているということにはしない。ダメ。シリーズの他のキャラクターたちのように、苦闘しなければならない。僕ならそうします」と、キャラクターの成長プロセスを重視したい考えを語った。
加えて、「オールド・リパブリックの物語も参照したいですね。その続きで何ができるかも考えてみたい。それに『フォース・アンリーシュド』の物語もぜひ取り入れたい」と、『スター・ウォーズ』ゲーム作品やスピンオフも絡めた展開にしたいとファン心を全開にするボイエガ。「できるだけ『スター・ウォーズ』ユニバースを広げていきたい。伝承を広げるのなら、世界観に忠実な範囲内でやらなくちゃいけませんね」と語った。
「でも、ルーク・スカイウォーカーが岩の上で消えるなんてことはしません。絶対に嫌だ。ルークがそこに立っていると思ったら、投影だったって?僕だったら、もっともっと、たくさんのものをキャラクターに与えたいです。」
以前ボイエガは、『フォースの覚醒』当時、フィンとレイが将来オビ=ワンとダース・ベイダーのように禁断の対立関係へ転じると予想していたと語っている。ところが、作品を重ねるごとにフィンの立場は縮小されてしまうことに。『スカイウォーカーの夜明け』では、フィンが「僕がジェダイだ!」と叫ぶテイクを撮影していたものの、本編ではカットされていたこともわかっている。
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Source:Popverse