中谷 直登ジョン・ボイエガ「『最後のジェダイ』はワースト」 ─ 『スター・ウォーズ』続3部作ランキング尋ねられ
『スター・ウォーズ』続3部作にフィン役で出演したジョン・ボイエガが2019年の『スカイウォーカーの夜明け』で同役を演じ終えてから4年が経つ。『スター・ウォーズ』についてこれまで様々な思いを率直に語ってきたボイエガは、自身の3部作の好きな作品順ランキングを語った。
「一番は、やっぱり『フォースの覚醒』ですね」と米Varietyに語るボイエガ。2015年、新たな『スター・ウォーズ』の幕開けを告げた新章で、ボイエガは“初めて顔を晒し、人としての個性をを持つストームトルーパー”を熱演した。
「二番目は、僕的には『スカイウォーカーの夜明け』で、ワーストは……、失礼になっちゃうけど『最後のジェダイ』」と続けたボイエガ。「でも、どれも素晴らしいですけどね」とフォローを加えているものの、ボイエガはこれまでも『最後のジェダイ』『スカイウォーカーの夜明け』については複雑な思いを口にしている。
この中間作以降、フィンの出演時間や重要性は目減りした。「黒人キャラクターを、シリーズで必要以上に大々的に売り出しておいて、それなのに脇に追いやる。そんなことはしないで欲しい。良くない」と、2020年にボイエガは怒りを語っていたこともあるのだ。「僕に何を言えって？どうせ、“参加できて楽しかったです。とても素晴らしい経験で……”とかなんとか、そんなとこでしょ」と、この時のボイエガは明らかに苛立っていた。
しかし現在では、また落ち着いて『スター・ウォーズ』に向くことができるようになったらしい。別のインタビューでは、「楽しめるもので、素晴らしいキャストがいて、素晴らしい監督がいるのなら、どんなキャラクターや脚本でも受け入れたい。あらゆる可能性にオープンでいますよ」と、再演もまんざらではないといったコメントをするようになっているのだ。
そのチャンスがあるとすれば、『スカイウォーカーの夜明け』15年後を描くという新作続編映画。レイが主人公になるから、この映画でまたフィンが「レイ！」と名を叫ぶ可能性はあるだろう。
