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【ネタバレ】「ザ・ボーイズ」シーズン2、第7話の◯◯は最初から決まっていた ─ ショーランナーは既に後悔

ザ・ボーイズ シーズン2

この記事には、「ザ・ボーイズ」シーズン2第7話のネタバレが含まれています。

第7話で起きた衝撃的な展開とは、シーズン2第5話から登場した元“セブン”のメンバー、ランプライターの死だ。同役は『X-MEN』シリーズのアイスマン役などで知られるショーン・アシュモアが演じた。

Shawn Ashmore ショーン・アシュモア
A Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14823884503

2020年8月にアシュモアの出演が発表された際、ショーランナーのエリック・クリプキは「この“セブン”の元メンバー(ランプライター)に深みと脅威、うんざりしている人間性をもたらしてくれる」とアシュモアについて語っており、今後続く本シリーズのメイン・キャストとして期待された。

第6話から本格登場したランプライターは、スーパーヒーロー実験を重ねる精神病院セージ・グローブセンター(Sage Glove Center)で失敗の後始末をする役割を担う。その後、“ザ・ボーイズ”に拘束されたランプライターは、続く第7話でヒューイ(ジャック・クエイド)と共にスターライト(エリン・モリアーティ)を救出すべく古巣“ヴォート社”に向かうも、かつて自分の銅像が飾られていた会議室に入るや否や、突然自らに火を付け、焼身自殺を遂げるのだ。

ランプライターの死について、クリプキは既に後悔の念を抱いている模様。米TV Lineのインタビューにて、「ショーン(アシュモア)を起用する前から脚本を書いてしまっていた」と明かすクリプキは、苦渋の決断を以下に語っている。

「ショーンを起用した後、彼が素晴らしい人物であることは見て分かりました。彼がランプライターを、どれだけ(人生に)うんざりしていて、どれだけ感情的で、そして不思議にもどれだけ同情を誘うキャラクターとして演じたのかが感じられましたよ。彼を殺してしまったことを本当に後悔しています。もしこの役をショーンが演じると知りながら過去に戻れてまたやれるなら、もっと長く彼を生かしてやっていたでしょう。けど、初めからそうなる運命だったんです。」

そもそも、原作コミックで描かれるランプライターは、一旦死んでしまう設定。その後、“ヴォート社”によって水面下で行われる、死者を生き返らせる為の“再生処理”の被験者となってしまうのだ。脚本執筆の段階で、ランプライターの死がいかなる経緯で決定されたのかは不明だが、原作での設定を考慮すればドラマでのランプライターの死が納得できないこともないだろう。

演じたアシュモア本人もランプライターの死についてコメント。どうやら最初から死を承知の上で撮影に挑んでいたようだ。「大胆な選択だったと思いますよ」と話すアシュモアは「ランプライターにとって完璧な最後でした」と続ける。

「彼の死はヒューイをとんでもない状況に陥れます。僕にとっては悲劇でしたけど。居場所を感じているホーム、つまり(ヴォート)タワーに彼(ランプライター)が入って、過去の自分、そしてスーパーヒーローとして重要な存在だった自分はもういないと悟るんです。自分は他の人に代えられてしまったと。」

「あれが本当の最後でしたし、力強く強烈なあの場面が大好きでした」と語るアシュモア。「キャラクターが大好きだったので残念ですね。もっと彼を演じ続けたかったです」と改めて惜しむ。その一方で、「とっても重要なシーンでしたし、ランプライターが歩むべき正しい道でした」とも振り返っている。

なおシーズン3からは、原作コミックで“セブン”の次に強いスーパーヒーロー・チームとして描かれる“ペイバック”のメンバー、ソルジャーボーイが登場。原作でのソルジャーボーイは、“ペイバック”が肌に合わないと感じ、“セブン”への加入を切望している。演じるのは「スーパーナチュラル」(2005-)ディーン・ウィンチェスター役などで知られるジェンセン・アクレス。ソルジャーボーイが辿る運命はまだ未知数だが、きたるシーズン3での活躍に期待したい。

Source: TV Line

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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