『ブラックパンサー』ワカンダの新ドラマが始動 ─ ライアン・クーグラー監督が牽引、更なるMCUドラマにも参加か
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ブラックパンサー』(2018)の舞台ワカンダを題材にしたドラマ(タイトル未定)が、ディズニープラス(Disney+)にて始動していることがわかった。米Deadlineが報じている。
『ブラックパンサー』は、アフリカの奥地に密かに存在する超文明国家ワカンダを舞台に展開される物語。このたび新たに発表された企画は、「ワカンダ内に基づくドラマ作品」とのみ伝えられている。製作・監督には、第1作『ブラックパンサー』に続き、『ブラックパンサー2(仮題)』でもメガホンを取るライアン・クーグラーが就任した。
時代設定など、ストーリーに関する情報はおろか、キャストや製作時期についても明かれていないことから、本企画は初期段階にあると思われる。ただ、「ワカンダ内に基づく」ということだから、映画シリーズでのメインキャラクターの再登場には期待しても良いかもしれない。『ブラックパンサー』続編では、2020年8月に急逝した『ブラックパンサー』主演のチャドウィック・ボーズマンの代役は立てられないことが判明済みであるため、本企画でもチャドウィックが演じたティ・チャラ不在でのストーリーが予想される。
本企画を皮切りに、クーグラー監督はディズニー/マーベルとの協働を継続していく。クーグラー監督は自身が率いる制作会社Proximity Mediaと米ウォルト・ディズニー・カンパニーとの間で、テレビ向け作品の制作における5年間の包括契約を締結。契約後の第1弾となるのが、ワカンダ王国の新シリーズであるという。今後は、ディズニー・テレビジョン作品を手がけていくとのことだ。発表に際して、監督は「ディズニープラスで、指定のMCU番組に密に携わっていくことになります」と語っている。「共有するのが待ちきれないような幾つかの企画にすでに参加している」というから、今後の続報を待ちたい。
なお、クーグラー監督率いるProximity Mediaには、『ブラックパンサー』のほか、「マンダロリアン」(2019-)『TENET テネット』(2020)の作曲家で知られるルドウィグ・ゴランソンや、『search/サーチ』(2018)プロデューサーのセヴ・オハニアンらが名を連ねている。気鋭のクリエイターたちとディズニーの更なるコラボレーションにも注目だ。
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Source: Deadline