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【ネタバレ考察】『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のX-MENへの伏線を考える

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
©MarvelStudios 2022

この記事には、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のネタバレが含まれています。

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
(Center): Danai Gurira as Okoye in Marvel Studios’ Black Panther: Wakanda Forever. Photo courtesy of Marvel Studios. © 2022 MARVEL.

ウルヴァリン登場への伏線も?

また、『ワカンダ・フォーエバー』はウルヴァリン登場の伏線を作った、と深読みすることもできる。劇中では、アメリカやフランスといった西洋諸国がヴィブラニウムの強奪合戦を繰り広げた。ワカンダへ特殊部隊を送り入れたり、海底にヴィブラニウム探知機を放ったりしたものの、結果としてワカンダやタロカンの戦士に阻まれ断念している。ヴァル・デ・フォンテーヌ長官はアメリカがヴィブラニウムを入手することを夢見ていると話したが、もしも同国が今後もヴィブラニウムに執着し、しかしながらその入手が困難極めるとなれば、彼らは自分たちでヴィブラニウムの代替品を製造する可能性がある。そう、アダマンチウムだ。

アダマンチウムとは、ヴィブラニウムに匹敵する硬度をもつ特殊な金属のことで、ウルヴァリンの骨格や爪に使用されていることで有名だ。例えば今後、アダマンチウム極秘実験の過程でウルヴァリンが誕生することになったら?あるいは、実はアダマンチウムの開発は始まっており、既にウルヴァリンが存在していたとしたら?それが「シー・ハルク」劇中の隠しネタになった「バーで乱闘する爪の男」の正体だとしたら……?

photo by William Tung https://www.flickr.com/photos/28277470@N05/7586362684

エンドロール後に「ブラックパンサーは帰ってくる」のテロップが表示されたように、ブラックパンサーやワカンダは今後の作品にも再登場するだろうし、3作目が製作される可能性も高い。また、ワカンダを舞台にした単独ドラマシリーズも既に企画が進められている。U.S.エージェント/ジョン・ウォーカーや、エレーナをリクルートするヴァルの動きも非常に怪しい。ワカンダやタロカンの物語、そしてヴァルの企みが、来たるX-MENの物語にいかに絡んでいくかにも注視しておこう。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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