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『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』米マサチューセッツ工科大学で撮影へ ─ アイアンハート初登場か、ファンの推測広がる

ブラックパンサー
©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『ブラックパンサー』(2018)の続編映画『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー(原題:Black Panther: Wakanda Forever)』が、米マサチューセッツ工科大学(MIT)にて撮影されることがわかった。この報道が、MCUファンの間でにわかに話題を呼んでいる。

Inverseによると、MITでの撮影が行われるのは2021年8月20日~23日(現地時間)。キャンパス周辺の道路を複数の車両が走る夜間のシーンと、学生寮の前を舞台とする日中のシーンが撮影されるという。MITの学生寮といえば、「シモンズ・ホール」と呼ばれる有名な建物で、その独創的なデザインもよく知られている。おそらく、劇中でもその存在感を残すことになるだろう。

MIT
Photo by Chris Devers https://www.flickr.com/photos/cdevers/4502581615 Remixed by THE RIVER

なぜ、『ブラックパンサー』続編がMITで撮影されることがファンの注目を集めたのか。それは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)の冒頭において、トニー・スタークがB.A.R.F.テクノロジーを発表したのがMITだったからだ。「知識を創造し、広め、保持すること。皆で協力し、世界の課題に取り組む」というミッション・ステートメントのもと、トニーは“セプテンバー基金奨学金”を立ち上げ、すべての研究を支援すると発表したのである。

ここからは、いくつかの可能性が考えられる。たとえば、ブラックパンサー/ティ・チャラの妹であるシュリがMITの学生となっているとしたら? しかし、すでに天才科学者であるシュリが大学という研究機関を、まして奨学金を必要とするかを考えれば、その可能性は低いかもしれない。では、トニーの亡き後、過去をホログラムで再現するB.A.R.F.テクノロジーがMITに託されていることはありうるだろうか。チャドウィック・ボーズマンの逝去を受けて、『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』におけるティ・チャラの扱いはいまだ不明だが……。

ひとつ有力な説とみられているのが、以前から噂されていた、ドラマ「アイアンハート」の主人公リリ・ウィリアムズが本作で登場するという展開だ。コミックにおいて、リリはMITの奨学金を受け、わずか15歳にして学位を取得。アイアンマンのアーマーを分解・分析し、自らのアーマーを作り上げたというキャラクターなのである。

現時点で「アイアンハート」の配信時期は告知されていないが、『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)のドミニク・ソーン演じるリリが、『ブラックパンサー』続編にて顔を見せることは十分に考えられる。わずか4日という撮影期間を鑑みても、MITが物語の主な舞台ではないだろうからだ。誰が、どんな目的でMITに現れるのか? その真相がわかるのは、まだしばらく先のことになる。

映画『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー(原題:Black Panther: Wakanda Forever)』は2022年7月8日米国公開予定

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Source: Inverse

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。