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「ブレイキング・バッド」復活CMのロングバージョンが公開 ─ あの名エピソード&名ゼリフをオマージュ

https://youtu.be/TSJEKU9qKJI

「ブレイキング・バッド」をテーマにした、米スナック菓子メーカー・PopCornersによるスーパーボウルCMのロングバージョン(90秒)が公開となった。先に公開された60秒版と比べると、冒頭とラストにオリジナルの名エピソード&名ゼリフをオマージュしたカットが追加されている。

ロングバージョンの冒頭では、ウォルター(ブライアン・クランストン)が砂漠で「PopCorners」と書かれた黒い樽を転がしている。これは「シリーズ史上最高のエピソード」といわれるシーズン5第14話『オジマンディアス』で、ウォルターが現金の詰まった樽を転がすシーンを再現したものだ。

ラストには、シーズン5のキーアートを見事に再現した場面が登場。黄色の防護服に身を包むウォルターはそっくりそのままだが、背景にあるケースいっぱいのブルーメスはスナックに、札束の山はPopCorners商品の山に置き換わっている。そして最後にウォルターは、シーズン4第6話の名ゼリフ「ノックするのが私だ(I am the one who knocks)」をアレンジして「スナックを食べるのが私だ(I am the one who snacks)」と言い、スナックを食す。

同CMにはクランストンのほか、ジェシー役のアーロン・ポールとトゥコ役のレイモンド・クルスも出演。脚本と監督は、「ブレイキング・バッド」クリエイターのヴィンス・ギリガンが務めた。たった90秒ながら、「ブレイキング・バッド」へのオマージュと同作らしいユーモアが存分につまった、完成度の高い内容となっている。

クランストンはCMが実現したきっかけについて、「シリーズの真の延長線上で『ブレイキング・バッド』ファンを熱狂させるキャンペーンを作りたいというPopCornersの思いによって、我々はスーパーボウルCMのために復帰しました」とコメント。「ウォルトはPopCornersの原材料にすぐさま惹かれたでしょうから、彼とジェシーにとってより良い別のストーリーとして完璧に理にかなっています」。

またポールは、「一年で最もエキサイティングなスポーツイベントのため、たくさんのオリジナルキャストやスタッフに囲まれながら、我々にとって大きな意味をもつキャラクターを復活させることができるなんて、これ以上素晴らしいことはありません」と喜びのコメントを発表。「PopCornersが『ブレイキング・バッド』ファミリーを再結成する完璧な機会を与えてくれたことに感謝しています。特に、これから皆さんのお気に入りのスナックになるだろうブランドですから」。

なお、クランストンとポールはシリーズ終了後も、映画『エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE』(2019)やスピンオフ「ベター・コール・ソウル」シーズン6でそれぞれのキャラクターを再演してきた。このCMは2人が再演する最後のチャンスかと思われたが、少なからずクランストンに関しては、再びウォルター役を演じる可能性が残されているようだ。以前インタビューでこう語っていた。「”これが最後 “と言うのはやめました。ひょっとしたら可能性はあるかもしれない。運命に任せようと思います」。

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Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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