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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』脚本家、バッキーのキャプテン・アメリカ襲名に難色示す ― 「もったいない」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ役を演じてきたクリス・エヴァンスは、2019年公開『アベンジャーズ』第4作(正式タイトル未定)をもって同役を卒業するとみられる。米The New York Times誌は「彼がマーベル・シネマティック・ユニバースに復帰する計画はない」と記し、クリス本人も「追い出される前に降りたい」述べたのだ。どのようにしてキャプテン・アメリカの物語が終わりを迎えるのかは、もちろん現時点では分かっていない。

しかしコミックには、スティーブの親友にして相棒であるバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーが、死亡した(と思われた)スティーブの跡を継いで新たなキャプテン・アメリカとして活躍するストーリーが存在する。マーベル・ファンはこれを踏まえて、クリスの卒業後、セバスチャン・スタン演じるバッキーが“2代目キャプテン・アメリカ”になるという展開を予想しているのだ。

キャプテン・アメリカをめぐるストーリーを鍵を握っているとみられるのは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』および『アベンジャーズ』第4作の脚本家&監督チーム。ところが脚本を執筆したクリストファー・マルクスは、バッキーのキャプテン・アメリカ襲名に難色を示している……。

バッキーのキャプテン・アメリカ襲名、「もったいない」

ScreenRantのインタビューにて、クリストファーはキャプテン・アメリカ襲名についてこう語っている。

「一人のファンとして、ウィンター・ソルジャーは最高のキャラクターだと思っています。ですからいつも、“ウィンター・ソルジャーにキャプテン・アメリカの衣裳を着せるなんて、どうしてそんなもったいないことを?”って思ってますよ。二人いたヒーローが一人になってしまうわけですから。」

この発言からは、少なくともクリストファーが、複数のキャラクターを一人に統合することに消極的であることがわかる。コミックにはサム・ウィルソン/ファルコンがキャプテン・アメリカを襲名する展開も存在するが、この理由から考えればそちらの可能性も低いだろう。

クリストファー、そして共同脚本のスティーヴン・マクフィーリーは『アベンジャーズ』第4作の脚本を執筆し終えており、本撮影もすべて完了している以上、キャプテン・アメリカをめぐる物語には一つの区切りがつけられているものと思われる。クリス・エヴァンスのキャプテン・アメリカ卒業が揺るぎない真実なら、今後のストーリーはどこへ転がっていくのか……?

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://cpn.disney.co.jp/avengers-iw/

Source: SR

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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