伊坂幸太郎『マリアビートル』ハリウッド映画化、『デッドプール2』監督就任 ─ 『イコライザー』フークアも製作参画

伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』を原案とするアクション・スリラー映画が『Bullet Train』の名でハリウッドで実写化されることがわかった。米Varietyなどが伝えている。
監督として起用されたのは、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)『デッドプール2』(2018)『アトミック・ブロンド』(2017)などのアクション映画で知られるデヴィッド・リーチ。プロデューサーには、『イコライザー』シリーズや『マグニフィセント・セブン』(2016)などの監督で知られるアントワーン・フークアが就任している。ほか、『アトミック・ブロンド』ケリー・マーコミックも参画。『マリアビートル』をベースに執筆する脚本を、リーチ監督がリライト予定とされている。
『マリアビートル』は、殺し屋ばかりを乗せた東北新幹線を舞台に描くスリラー作品。日本で実写化もされた『グラスホッパー』の続編となっている。2010年に角川書店より発行されている。映画版のタイトルとして伝えられる『Bullet Train』は新幹線の意味だ。
米配給はソニー・ピクチャーズ。同社は、同じく日本の作品が原作の『ワンパンマン』の実写化も進行中。
監督のデヴィッド・リーチ、プロデューサーのアントワーン・フークアは共に現代アクションの名手として知られる。疾走する新幹線を舞台に、伊坂幸太郎の作品がハリウッドでどう映像化されるかに期待したい。キャスティング情報も気になるところだ。
Source:Variety