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【ネタバレ】『バットマン vs スーパーマン』スーパーマンの重要未公開シーン、監督が語る ─ なぜカットされたのか

映画『バットマンvsスーパーマン:ジャスティスの誕生』のスーパーマン
© 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. TM & © DC Comics

DC映画ユニバースの最重要作として2016年に製作された映画『バットマン vs スーパーマン』(2016)に、スーパーマン/クラーク・ケントをめぐるダークな未公開シーンが存在したことがわかった。ザック・スナイダー監督自ら、「ダークすぎる」として編集段階での削除を決断したという。

この記事には、映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のネタバレが含まれています。


スーパーマンの未公開シーン、撮影されていた

『バットマン vs スーパーマン』では、レックス・ルーサーの謀略によって、スーパーマンとブルース・ウェイン/バットマンが激しい対立関係となる。バットマンがスーパーマンの能力を危険視する一方、ルーサーはスーパーマンを使ってバットマンの息の根を止めようと、クラークの育ての母であるマーサ・ケントを誘拐するのだ。ルーサーは、マーサの命と引き換えにして、バットマンを殺すよう命じるのである。

しかし、人々の声を聞くことができるはずのスーパーマンは、どうして母親が助けを求める声を聞くことができなかったのか。米IGNの問いに対して、スナイダー監督はこう答えている。

「スーパーマンが(声を)聞き取ることのできる範囲の限界は、メトロポリスからスモールヴィルくらいまでだろうと考えています。そして街の混乱も、母親の声を聞き取りづらくさせていたんですよ。」

実際のところ、マーサを誘拐されたクラークが母親を探そうとするシーンは存在したという。そして、これこそが「ダークすぎる」として削除された場面だったのだ。

「ちょっとダークすぎたのでカットしました。つまり、ダークサイドを直接的に示していたから。母親を探していると、街全体で起きている犯罪の悲鳴がすべて聞こえてくるんです。その声に耳を傾けないよう、クラークは自分に言い聞かせることになります。なぜなら、(すべての声を聞いていたら)キリがありませんから。スーパーマンとして、自分には介入すべき時とそうでない時があることを知らなければいけない。自分がひとつの場所にしかいられない以上、何かに介入するにしたって、彼はその場所を選ばなければいけないんです。」

撮影監督を務めたラリー・フォン氏は、スーパーマンが母親を探すシーンを実際に撮影していたことを明かしている。ユーザーの問いかけに対して、「覚えているかぎり、少なくとも部分的には撮影しました」答えているのだ。おそらく本編に残っていれば、スーパーマンについて、またクラーク・ケントという人物について深く解釈する上で重要な場面となりえただろう。アルティメット・エディション(完全版)に入っていない以上、残念ながらお蔵入りということだろうか……。

映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』ブルーレイ&DVDは発売中。

Source: IGN, Larry Fong

※本記事はTHE RIVERの過去記事を再構成・再編集したものです。

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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