DC映画は急いでユニバース化すべきではなかったと『マン・オブ・スティール』脚本家が振り返る

これまでのDC映画は、マーベル映画がユニバース化に成功したことと比べられる場面も少なくなかった。スーパーマン単独作『マン・オブ・スティール』(2013)で当時新たな世界観を創出したDC映画は、続いて『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でバットマンとのクロスオーバーを描く。その後『ジャスティス・リーグ』(2017)でヒーローたちを集結させたが、全体的にユニバース構築を急ぎすぎていたとも見える。
『マン・オブ・スティール』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)で脚本を担当したベテラン、デヴィッド・S・ゴイヤーはポッドキャスト番組で、ワーナー・ブラザースやDCがユニバース化に焦っていた当時を振り返っている。番組ホストから「今振り返ってみて、『バットマン vs スーパーマン』より先にスーパーマン単独映画の続編をやっておくべきだったと思うか」と尋ねられると、「そう思いますよ」とカラリと同意。次のように続けた。
「ワーナー・ブラザースからはプレッシャーもかけられていました。“我々もMCUのようなことをやるのだ!”というものです。私としては、“いやいや、歩き始める前に走るのは良くない”と思っていましたがね。(マーベルは)かなり体系的にやっていましたし、そういうことをすっ飛ばすのはまずい。」
「歩き始める前に走るのは良くない」と考えていたゴイヤーだが、MCU1作目『アイアンマン』(2008)のトニー・スタークのセリフ「時には歩く前に走れ」に相反しているのがなんだか皮肉。それはともかく、MCUが『アベンジャーズ』(2012)『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)でクロスオーバーの持ち味を存分に活かしていた頃、DC映画もMCUのようなユニバース化を狙っていたことは明らかだ。スタジオ側も躍起になっていた様子と、ゴイヤーはこう振り返っている。
「ほかに大変だったことといえば、当時はワーナー・ブラザースとDCの幹部がコロコロ変わっていたことです。一年半ごとに新しい人がやってきて、僕たちはムチ打ち状態。新しくやってきた人たちは毎回、“もっと大きくやるぞ!”と言うんです。
ある時点でワーナー・ブラザースを経営していた人が、今後10年間で20本の映画を製作するんだとぶち上げていたのを覚えています。でも、その時点でまだ1本も執筆されていなかった!とんでもない机上の空論でしたよ。」
マーベル・スタジオは向こう数年分の作品ラインナップを発表しながら“フェーズ”展開を進めてきた。DC映画では、ジェームズ・ガン&ピーター・サフランによるDCスタジオが設立されてようやく、大々的な作品ラインナップを公表している。チャプター1は「Gods and Monsters」と銘打たれた。DCの新たなユニバース化の成功と快進撃に期待したい。
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Source:Happy Sad Confused



























