【ネタバレ】『ブラック・ウィドウ』レッド・ガーディアンの大切な◯◯◯、撮影開始まで無かった

この記事には、『ブラック・ウィドウ』のネタバレが含まれています。

劇中序盤で描かれた1996年のシークエンスでは、アレクセイがオハイオで郊外に暮らす4人家族の父親を装い、潜入調査していたことが判明した。3年の任期を終え、キューバでビジネスパートナーのドレイコフと対面すると、アレクセイはウズウズするように「あれをまた着たい」と囁いていた。
時が進み、かつての“家族”と20年ぶりに再会したアレクセイは、食事の前にバスルームでお着替え。昔のスラッとした体型も思い出と共に過去に置いてきてしまったアレクセイは、すこぶるきつそうにぜい肉をスーツに押し込んでいた。
各アングルからアレクセイのお着替えを映していたこのシーンこそ、撮影が始まる前まで脚本には存在していなかったシーンなのだ。米Insiderにてハーバーは、撮影開始前のやりとりを振り返っている。
「撮影が始まる前、1週間リハーサルがあったんです。贅沢なことに。僕たちは脚本について、座って話し合いました。そしたら脚本の初稿だったかな、僕(アレクセイ)がレッドガーディアンに変身するためのスーツが無かったんですよ。」
ハーバーいわく、胸のあたりに大きな星マークがあしらわれた赤いヒーロースーツは、「後でバスルームのシーンに付け加えられた」という。レッドガーディアンに変身したアレクセイを目の当たりにしたナターシャやエレーナ、メリーナは唖然とした様子だったが、一方のアレクセイは自分をヒーローたらしめる念願のスーツを取り戻し、満足げであった。
また、このあとのディナーのシーンでは、「いろいろとふざけました」とハーバー。キャスト一同、アドリブを交えながら同シーンに挑んだといい、「僕はスカーレット(・ヨハンソン)が抜かれたショットの途中で、食べ物を掴んだりして。僕たちがやったように制作側も映画を作ってくれました」とフレキシブルな製作過程を語った。「序盤、中盤、終盤はどれも強烈でしたね」。
『ブラック・ウィドウ』は2021年7月8日(木)映画館 & 7月9日(金)ディズニープラス プレミア アクセス公開。※プレミア アクセスは追加支払いが必要です。
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Source: Insider