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【ネタバレ】『ブラック・ウィドウ』ポスト・クレジットシーン、当初は脚本「5ページ分」も存在していた ─ 描かれなかったシーンは?

ブラック・ウィドウ
(c)Marvel Studios 2021

この記事には、『ブラック・ウィドウ』のネタバレが含まれています。

『ブラック・ウィドウ』のポストクレジット・シーンでは、時が『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)後に進んだ。かつて戦いを共にした姉ナターシャの墓地を訪れたエレーナの登場に始まり、その後、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で初登場した謎の女性ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(通称ヴァル)がエレーナの前に姿を見せた。

元々、ヴァルは『ブラック・ウィドウ』のポストクレジット・シーンで初登場を飾る予定だったが、コロナ禍の影響でMCU作品の公開順序が前後したことで、結果的に「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で先に姿を見せることになった。もっとも、制作と撮影の順番に変更はなかったため、『ブラック・ウィドウ』で脚本を務めたピアソンは、MCUにヴァルが登場することを最初に知らされた制作陣の1人だった。ピアソンは製作当初を次のように振り返る。

「ヴァレンティーナを今作で紹介する計画があると言われました。演じるのは、ジュリア・ルイス=ドレイファスだと。すぐにパソコンに向かうことはできませんでしたね。私はすごく欲張りで、あの一区切りのシーンでたぶん5ページくらいはあったかなと思います。

脚本5ページ分というと、5分ほどのシーンになっていただろう。実際のポストクレジット・シーンは5分にも満たず、エレーナとヴァルがいくつか言葉を交わしただけにとどまった。それでもピアソンは、今後のMCUへの布石となった同シーンが果たした役割に満足しているようだ。

「エレーナとヴァレンティーナを代わる代わる、互いに会話させたかったんです。最終的に実現しませんでしたけど。最後の刺客を登場させるのに、全部を組み込むことはできなかったです。縮小版を採用することになりましたが、2人の役者が一緒になり、2人のキャラクターの力強さを表現できたことにすごくワクワクしていました。墓にいたエレーナのようにエモーショナルなシーンもすごく好きでした。そこにヴァレンティーナがやってきて、鼻をかんで台無しにしてしまいましたが。」

なお、ピアソンは米Comicbookより「エレーナが向かう場所」を訊かれると「それは言えません」としながら、「どこへでもいけると願ってます」とも話している。ヴァルがエレーナに渡したタブレット端末には、ナターシャの友ホークアイ/クリント・バートンの姿があった。行き先こそ不明だが、エレーナはドラマ「ホークアイ(原題:Hawkeye)」で再登場することが決定しているため、この続きは同作で描かれることになるだろう。

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Source: Collider,Comicbook

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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