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『ブラック・ウィドウ』単独映画、監督候補者が一名追加される ― 『ボーイズ・ドント・クライ』のベテランが参戦か

マーベル・スタジオが計画していると伝えられている、ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウの単独映画に、新たな監督候補者が一名加わったようだ。米Deadline誌が伝えている。

このたび『ブラック・ウィドウ(仮題)』の監督候補者の一人だと報じられたのは、ヒラリー・スワンク主演『ボーイズ・ドント・クライ』(1999)やリメイク版『キャリー』(2013)を手がけたキンバリー・ピアース。近年はNetflixドラマ『親愛なる白人様』シーズン2(2018)などテレビドラマでも活躍しており、現在はミシェル・ウィリアムズを主演に迎えた映画『This Is Jane(原題)』の準備中だ。

マーベル・スタジオは、これまで『ブラック・ウィドウ』の制作に向けて大勢の映画監督(65人との情報もある)との面会を続けてきたとされる。なかでも就任の最有力候補とされていたのは、映画『さよなら、アドルフ』(2014)や『ベルリン・シンドローム』(2018)のケイト・ショートランドだ。そのほか『A United Kingdom(原題)』(2016)のアマリラ・アサンテ、『Novitiate(原題)』(2017)のマギー・ベッツも有力候補として名前が挙がっている。

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このように候補者の顔ぶれをみていくと、比較的キャリアの浅い候補者のなかにあって、新たに加わったキンバリー・ピアースの経験・評価が群を抜いていることは明らかだろう。『ブラックパンサー』(2018)のライアン・クーグラーなど、すでに実力が評価された監督が参加するケースは近年のマーベル・シネマティック・ユニバース作品にもみられたが、もしキンバリーが就任する場合、長いキャリアを有するベテラン監督の起用は久々となる。

なお、キンバリーがマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長やスカーレット・ヨハンソンと面会を済ませたかどうかは不明。ケイト、アマリラ、マギーの三人は面会の事実が明らかになっている。

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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